sachiko suzuki

「山形小説家・ライター講座」の運営をお手伝いしながら、書評の勉強を始めました。豊崎由美さんの講座を受講しています。初心者ですが、書き続けることを目標にしています。読んでいただけたら嬉しいです。

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マガジン

  • 書評講座Vol.3

    • 4本

    課題書: 1)『フランキスシュタイン』- アメリカ、ジャネット・ウィンターソン著、木原善彦訳、河出書房新社、2)『喜べ、幸いなる魂よ』- 日本、佐藤亜紀、角川書店、3)自由選択(海外文学で邦訳が出ているものなら、文字通り何でも)

最近の記事

「寝煙草の危険」マリア―ナ・エンリケス著 / 宮﨑真紀訳

メチは、ブエノスアイレスで、死亡したり行方不明になった子供たちの記録を管理する仕事をしている。彼女の記録庫には〈年上の男についていってしまう子、妊娠して怯える子、レイプの恐怖から逃げる子、誘拐されて売春組織にとりこまれ二度と見つからない子、自ら命を絶つ子…〉そんな子供たちの記録が溢れている。メチは淡々と、几帳面にファイリングをするだけだ。でもバナディスという、ひと際美しい少女だけはなぜか気にかかっていた。バナディスが拉致されて殺害されたことを示唆するビデオを見たメチは激しく動

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