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プレイヤータイプによってBTNopenはどう変化するか


はじめに

BTNopenの頻度はプレイヤータイプによって調整が必要ですが、その方法について分からない方も多いのではないでしょうか。
そこでglassさんの記事を参考に、プレイヤータイプに合わせたBTNopenのついてまとめてみました。
この記事を読む前にglassさんの記事を読むことを強くお勧めします。

プレイヤータイプの紹介

glassさんの記事ではSB、BBを平均的なプレイヤーを想定していました。
そこで今回は、私がデータ分析によって得られたプレイヤータイプを紹介しようと思います。

プレイヤータイプ別SB,BBでの頻度
  • top winer
    最も勝っているプレイヤー。GTOとの違いはBBでの3ベットが低いくらいです。

  • low 3beter
    3ベット率が低い。スチールに対するディフェンスがSBでは高く、BBにおいては低い。

  • loose passive
    3ベット率が低い。またSB,BBともにコールが非常に高い。

ポット回収率と考察

ポット回収率の計算結果は以下の通りです。

equity(EQR80%)は、ハンドのEQRが80%を想定する場合に必要なエクイティ

まず注目するのはlow 3beterがBBにいる場合(SBにloose passiveの場合は除く)です。この場合の必要なポット回収率は多くても14%で非常に低いです。72oが上位20%に対しても28%くらいのエクイティがあることを考慮すると、BTNopenは100%しても問題ないと思います。

次に注目するのはloose passiveがBBにいる場合です。この場合はポット回収率がSB,BB共にGTOの場合よりも少し低い。EQRをハイカード系は80%、スーテッドやコネクトしているハンドは90~100%と仮定すると、BTNopenは50%~60%くらいになります。

BBのコールレンジを上位5%~50%にしています。

最後に注目するはのSB,BBともにtop winerがいる場合です。この場合のポット回収率は34%と低くなっています。この前と同様に仮定すると、BTNopenは65%くらいになりました。

BBのコールレンジを10%~40%にしています。

まとめ

今回は平均的なプレイヤーではなく、僕自身がデータ分析をして見つけてきたプレイヤータイプによってBTNopenが劇的に変わることが分かりました。

今回の結果を踏まえて、unknownに対してはglassさんの結果とおり60%する。ハンド数が溜まって僕が見つけたプレイヤータイプと思ったら頻度を変化されてみるのがいいと思います。(特にlow 3beterに対しては効果は大きいです。)

またここにないプレイヤータイプを自分でデータ分析して計算してみるのもいいとおもいます。

余談

強いレギュラーに今回の結果どおり広いレンジでオープンし続けると、かなり早い段階でカウンターを食らうことになりますので注意が必要です。
そのためにカウンターを食らったことにすぐ気づけるように、このオープンのカウンター戦略を考えるがいいと思います。

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