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つながる会議

この冬一番の大寒波に襲われた1月24日、八幡東区のレインボープラザで開催された「八幡東区つながる会議」を見学させていただきました。
この会議は、八幡東区自治総連合会が主催するコミュニティデザインプロジェクトのワークショップです。

コミュニティデザインって何?

コミュニティデザインとは、デザインの力で地域課題解決を支援することで、今回のワークショップでは、全国各地でこの取り組みを進めるstudio-Lさんが、サポートに入っています。

つながる会議のメンバーは…

会議に参加するのは、八幡東区の自治会の中から、手上げで集まった4地区のみなさん。地区ごとに3つの島ができていました(ひとつは2地区合同グループ)。

各グループ10人程度で、各地区選抜メンバーのほか、区役所職員や八幡東区の猪倉地区や高槻地区で実習を行っている、北九州大学や九州国際大学の学生も参加されていました。

さらに、各グループには、ファシリテーターとして、KID’s workの大久保さんや好きっちゃ北九州の入門さん、区の社会教育主事、グラフィックレコーダーとして、北九州インタープリテーション研究会の原賀さん、北九州ESD協議会の岩谷さん、北九大の学生さんが付いてくれるというなかなか贅沢なワークショップ。

プロジェクトの目的

今回参加の各地区の状況を見ると、様々な課題がありますが、共通するのは、若い世代の担い手が少ないということ。
そこで、このプロジェクトで、まずは、これまで地域の活動に関わる機会のなかった人と顔の見える関係をつくることを目的として、そのための場づくりに、3回+αのつながる会議で取り組んでいくとのことです。

いよいよ会議スタート

第1回目となるこの日の会議は、「自己紹介~12月に開催されたプロジェクトのキックオフとなる講演会の振り返り~あなたの持っている資源は?」という流れで進められました。

「あなたの持っている資源は?」では、まず、それぞれが
①好きなこと・得意なこと、
②家や地域にたくさん余っているもの、
③最近喜ばれたこと・楽しませたこと
について、個人でシートに書き出したあとに、各グループで話し合っていましたが…

こういうワークショップって、個人で考えると思考停止してしまうものでも、みんなで話していると、それに乗っかって次々出てくるのがミソですよね。

好きなこと・得意なことでは、お菓子づくりや料理、DIYなど…、中には中国語ペラペラとか全日本マスターズ平泳ぎの金メダリストという方も。
余っているものでは、食器や洋服などうちにもあるなあというものから、家庭菜園のブロッコリーや各家庭の庭の果物など、ぜひいただきにあがりたいと思うものも。

どの地域もいろんな資源にあふれている様子が見られ、参加者のみなさんも、結構うちの地域いろいろ面白いものがあるんじゃない?と感じたのではないでしょうか。
そんな中、複数の方から空き家という言葉が出ていて、地域の深刻な状況が垣間見えたりも…
各グループ盛り上がってなかなか話が尽きない様子でしたが、少し時間を延長して本日の話し合いを終了。

次回までの宿題

地域活動で大切なことは、
①活動に楽しさはあるか
②それは若い世代も楽しいと思えるものか
③消費されない楽しさ(活動への参加による繋がりや学びや健康など、お金を使わずに楽しめること)に気づいてもらえるか
これを説教くさくなくいかに伝えられるかということ、
という話が、つながる会議に先駆けて開催された講演会でありました。

「楽しさなくては参加なし」、だけど、参加して欲しい人たちが何を楽しいと感じるか分からない。
そこで、「身近な若い人や女性に、楽しいと思うことややってみたいことを聞いてくる」ということが次回までの宿題です。
ターゲットとなる若い世代は50代以下ということになりました。
私もギリギリターゲット...
果たして、共感するのか意外に感じる内容が出てくるのか…
次回の会議までに私も考えてみようと思います!

By にーやん

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