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倶楽部サピオセクシャル日記122:超スッキリ! 今夜は人間関係をコストとリターンで整理してみる

お仕事ざんまいのGWが明け、同じくお仕事ざんまいの日々が戻ってきた。最近は1週間がやたらと早い。「光陰矢の如し」というが、レールガンに近い。

というわけで、このまとめを書いている本日は、早くも土曜日。サピオ開催である。あと2時間。夕食の準備をしつつ、書き上げられるかチャレンジ中。


◆すべての人間関係はコストとリターンで判断できる

人が抱える悩みの大半は人間関係にある、という。悩んでいる人は、解決に向かって歩き出せていないわけで、たいていの場合、グルグルと同じ場所で旋回している。

そうならないためには、思考の整理が必須であり、役立つのがこのコストとリターンで評価するやり方だ。コストがかかるばかりで、リターンが少ない相手との付き合いは、さまざまな害をもたらす。

収支バランスの悪い相手とお付き合いを続ければ、赤字がかさむ。遅かれ早かれ、苦境に耐えきれなくなるので、コストとつり合うリターンが見込めない人物とはあっさり縁を切るのがぼくの処世術である。

どのような関係であれ、このメソッドで評価すれば、悩みは消える。後々どのような結果になるのかは、神のみぞ知ることだが、少なくともグルグルを脱して歩き出せるはずだ。

◆ストレスはコスト 主観的幸福感UPがリターン

実はリアルでときどきこの話をするのだが、相手選びを間違えると、しばしば誤解される。人付き合いを金銭やサービスにより判断するのか、と叱られてしまうのである。

考え方は人それぞれだが、生きる目的をぼくは幸福の追求に置いている。すなわち、日々の幸福度を上げるために生きているのであり、引き下げる人――付き合うと負のストレスを感じる人はすなわちコストのかかる人、ということになる。

一方、リターンもその考えに照らし、あえて曖昧なものとして定義している「主観的幸福感のUP」がリターンなので、なにを報酬と考えるかは人によって異なるだろう。相方のつよぽんさんは「お皿洗い」が好きだという。

あるいは、極端に人付き合いを苦手とし、避けてきた人が、自分の影響により変わっていく様子に幸福を感じる、というエピソードも語ってくれた。「関わった人の変化率が幸福をもたらす」という考え方はとてもサピオに思える。

◆幸福感をもたらさない関係の有り様

今回、興味深かった話題の一つに「ストレス」との付き合い方があった。ある方は仲間内の飲み会に自分が誘われないことが、とても嫌なので、自分が幹事を引き受けていた、という。

誘われないことに腹を立てたり、いじけたりする人は少なくないが、それが嫌だから幹事になる、という選択はとても潔いものに思える。ただ、ご本人にとっては、八方に配慮したパーフェクトな飲み会を毎回開催するのはたいへんなことだろう。結局はストレスの重さに耐えかねて辞めてしまった、という経緯は示唆に富んで聞こえる。

別の方は「不幸しかもたらさないお付き合いを続ける人の思いがわからない」という発言があった。いろいろと考えて話してみたが、どうもそのときに思いついた言葉は本質には遠いものだった。

一晩寝て「たぶんこういうことなんだろう」という仕組みにたどり着けたので、そのうちお話しできれば、と思っている。端的にいえば、不幸を媒介とする安定的な関係――共依存関係ができてしまうのだろう。

利他は見栄えのいい利己に過ぎない。その認識がないと、人は容易に混乱する。

◆まとめ

他人と話していて、多くの人はとても純朴で謙虚だと感じる。自己利益の追求をあさましいことと認識する人が少なくないのだが、そうではあるまい。自己利益の追求こそ、自我の確立であり、それなしに人は精神的な依存から脱却できない。

リターンを追求し、コストはそのためのもの、としっかり割り切る姿勢がなければ、結局のところ、社会の中でただボンヤリとすり減っていくだけだ。その生き方に幸福を感じるのはありだが、ぼくとしてはコストがかかるので、なるべくそういう方たちとは関わりたくない。

明確にリターンを求める貪欲さがなければ、なにも得られないし、結局のところなにも与えられないと思うのだ。

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