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私が影響を受けたもの

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SMの世界に踏み込んだ私。どんなものが心に響いてその世界に入り込んだのか、紐解いてみたいと思う。
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#早乙女宏美

私が影響を受けたもの7「責め絵師 伊藤晴雨2」

 前回の記事で、私が伊藤晴雨にのめり込んでいった過程を書いたが、今回は、伊藤晴雨のことを…

早乙女宏美
3週間前
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私が影響を受けたもの6 「責め絵師 伊藤晴雨 1」

 奇妙な運命の絵師 伊藤晴雨の事を知ったのは、二十歳のにっかつデビューの後だった。監督ら…

早乙女宏美
1か月前
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私が影響を受けたもの5 「映画」

 誰しもが子供の頃に観た映画の記憶を持っているだろう。心に残っている映画は数多くあると思…

早乙女宏美
2か月前
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私が影響を受けたもの4 「バレエ」

 小学校1年生よりバレエを習い始めた。  私は幼少の頃より、音楽がなっていると踊り出して…

早乙女宏美
2か月前
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私が影響を受けたもの3 「寺、仏像」

 関東(特に東京)の1970年代、公立中学校のほぼ全ての修学旅行は「京都、奈良」であった…

早乙女宏美
4か月前
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私が影響を受けたもの2 「O嬢の物語」ポーリーヌ.レアージュ著

 前回、中学2年で読んだ「O嬢の物語」に感銘を受けて、心の扉が開いた、と書いた。そこで、…

早乙女宏美
5か月前
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私が影響を受けたもの1 「<序>早熟な子供時代」

 私は15、6歳頃にマゾヒストとして生きる道を選んだ。本来なら「癖」は元々備わっているものだが、まるで職業を選ぶかのように「私はマゾヒストだ」と思い込むように仕向けたのだった。なぜそう思ったかは、これから書いていくが、後から考えてみると、その要素(マゾ的気質)がいくつかあった事に気づく。    まず思い当たる事では、3歳の頃、長女の私は目一杯の愛情を貰い成長したが、それと同時に、わがまま振りをみせ初めていた。自分の意に叶わないとダダをこねる。いたずらをする。叱られる時は「コ