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士別を走りたい理由と、今後の課題。

スカッと晴れた旭川空港から、ムシムシと曇天広がる羽田空港に到着し、明日からまた社会生活に適応できるだろうかと不安がよぎった昨日の午後。

2泊3日滞在した士別ハーフマラソンを終え、拠点のあるさいたま市に戻ってきました。

味気ない結果に

2月に出場した延岡西日本マラソン以来、公式レースには出場していなかったので、約半年ぶりのレースでした。フルマラソン後の疲労に若干苦しみ、走ったり走らなかったりを5月末まで繰り返していました。7月士別ハーフ、8月北海道マラソンの流れで当初スケジュールを組んでいましたが、現時点でフルを走る準備ができず、北海道マラソンは見送ることにしました。まだ冬のマラソンしか走ったことがないので、走り込まずにタフな夏のレースに出場しても、恐らく完走が目標になり、身体的に大きなダメージを受けることが目に見えていたためです。フルマラソンの代償の怖さを少し学んだので、中途半端な身体や気持ちで挑んではいけないと今後も覚悟したいと思っています。

フルは駄目でもハーフなら練習の一環でということで、士別ハーフは予定通り出場する方向で練習を重ねてきました。

昨年も同じく士別ハーフに出場しましたが、1年前と比較して練習の内容にしても身体の変化にしても力がついていることは実感していました。しかし、自己ベスト更新を目指して挑み、結果的には自己ベスト+3分、昨年より+30秒。気温28℃の中とは言え、いろいろと考えさせられる結果に終わりました。

現状打破のために

今は選手2人で練習を行っています。現段階では、私のほうが練習量をこなしているので、もう少しレベルアップした練習をしたいと思っても、自分1人でやれる範囲は限られています。無理にペースを上げても、走りが硬くなってレースに結びつかない練習になってしまうため、淡々とペースを刻む走りしかできていない現状です。そのためレース中も、集団のリズムにうまく合わせられなかったり、変化に対応できなかったり、普段の練習の走りがそのまま表れていると思います。レースをスピード練習と捉えて出場しまくるという手もあると思いますが、とにかく引き上げるところまで引き上げないと前進することはできないなと痛感しています。殻を破っていくことが自信にもつながると思うので、今の環境や自分自身に合った方法を見つけて実践していかなければと思います。


スポーツ合宿のまち 士別

大会出場にあたり、士別市のスポーツ課の方に大変お世話になりました。大会の申込、宿泊、交通等の手配は全て1人で行っているので、できるだけ最安値でいきたい・・・・という思いからその都度関係者の方を探し、情報を色々といただいています。今回は、学生時代にお世話になった士別市のまるいし旅館の主人から、スポーツ課に聞いてみるといいよと言われて問い合わせをしたところ、宿の手配や空港からの送迎など、親身になって対応していただきました。大会当日も、控室が分からずうろうろしていたところ、声をかけていただき案内していただきました。

士別市は「スポーツ合宿のまち」として力を入れており、陸上やスキーの選手などが多く利用しています。私も中学から大学まで8年間、夏合宿で訪れていました。当時から、市役所の方が宿泊先に挨拶にいらっしゃったり、歓迎会を開いてくださったり、心遣いやおもてなしの温かさが嬉しかったのを覚えています。そして今も変わらず、同じように対応してくださることが大変ありがたいです。このように市全体で応援してくださることが、士別にまた行きたくなってしまう大きな理由のひとつです。全国各地でいろんなレースが開催されたり、走るための場所もたくさんありますが、数多くある中から選択するという理由はそういうところにあるかなと思います。また来年、成長した姿で士別の地を走れるように、まずは梅雨明け後の関東の暑さを克服してしっかりと走りこんでいきたいと思います。

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