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半月板損傷+骨壊死診断から半年、ポジティブで居られるのは心身のバランスが保てているからだと思う~そして石になりたい~

オトバンク陸上部が活動休止となりました。

私自身は、昨年9月に半月板損傷と診断されてから陸上部を離れる決断をしたのですが、1歩引いてみて「活動休止」と言われると、なんだか寂しいような思いもあります。活動休止によって、生活が変わったとか心境が変わったといったことは全く無いので、お世話になっている皆さんにはこれまで通りお付き合いいただきたいです。唯一変わったといえば、身体に締まりがないことくらいです。笑(えない)

最近ありがたいことに「足大丈夫?」「走る系の投稿してないけど、元気にしてる?」「走れないなら走るの教えて」みたいなことをよく言っていただけます。

半月板損傷&骨壊死(後の診断でさらに、骨の一部分が虫歯みたいになっていると言われました)してから約半年。痛みが出始めた時期も含めると、まるっと10ヵ月、膝の痛みに付き合わされています。あと〇日で痛み消えるからもう少し頑張って~と膝からのお達しがあれば、めっちゃ見通しがいいのですが、もちろんそんなことは言ってくれないので、月1~2回病院へ行き、月3~4回は治療院へ通っています。

それぞれの先生から足どう?と聞かれて、「今日も変わらず痛いです!」が決まり文句のようになっています。その都度、ちょっとした変化(屈伸が少しできるようになった、触ったり押したりしたら痛かった箇所が痛くなくなった、筋肉の異常な張りがなくなった)はあるのですが、日常生活におけるストレスがなかなか消えないので、なんだかなぁと思っています。歩くときですら、引っかかりや痛みが伴います。座っているところから立ち上がって、足を踏み出そうとするとズキっとした嫌な痛みがあります。寝る時も、足を真っすぐに伸ばすとジリジリギシギシと痛むので、少し曲げた状態で寝ています。

そんな状態なので、今は全く走っていません。信号が赤から青に変わったときに誰よりも早く道路を渡り切りたくて、少し小走りする程度です。

完全に吹っ切れて、けっこう長めの休養期間と捉えているので、朝起きたら、ストレッチと補強と散歩、夜寝る前にストレッチ、これがひとつの日課になっています。身体の可動域を広げる、血液循環を良くする、姿勢を良くすることで、患部への負担をかけないことはもちろんですが、基礎代謝量を少しでも上げて痩せたい(笑)という思いで取り組んでいます。温泉やサウナが好きなので、週2・3回は通い、交代浴をしたり、サウナで汗を流したりして走れないストレスを発散させています。また毎晩YouTubeを見ながら、みよう見まねで小顔マッサージにも勤しんでいます。完全に見た目重視なので、体重計には乗らない主義です。数字への自信が湧いてきたら乗ってみようかなとは思います。

これまでは走らない日は罪悪感に駆られていたのですが、今はそれすらも感じないくらい「走らない」ことが当たり前になってきました。そのことが怖くもあるのですが、痛みがなくなり、ちゃんと走れるようになった自分を鮮明にイメージできているので、モチベーションが保てているのかなとも思います。どこから湧いてきているのだろうかと感心するくらい、自分自身の中にある根拠のない自信によって支えられていると思います。

その一方で、テレビでのスポーツ中継、SNS等で流れてくる試合の情報等には時折目をつぶりたくなることもあります。ただ、悔しい気持ちがあるうちはまだ頑張れるかなと思っているので、今は「痛みを取り除く」ことに専念して、走れるようになったときに休んだ分を取り返そうと思っています。

そんなこんなで、これだけケガが続いてよく思うのは、「やっぱり健康が1番」ということです。ケガに至る前に身体は何らかのメッセージを出しているはずです。それに気づかず悪化させてしまったことで、長期間の離脱を余儀なくされました。あのとき気づいていれば、無理していなければ、冷静に判断できていれば、といくら反省したところで後悔先に立たず。何にでも当てはまることだと思いますが、「これおかしいよね」と冷静に異変に気づけるマインドを持てることが大事だなと思います。身体が疲労しすぎていたら、その異変には気づけないし、やれ!と言われたら疑問を持たずに指示に従ってしまうかもしれません。そうならないためにも、心身のバランスを保ち続けることってすごく意味のあることだと思いました。


昨今、女性アスリートの無月経について問題視されていますが、私自身の初経は高校1年生のときでした。めちゃ遅いです。遅すぎて人には言えなかったです。もちろん周りのおとなに気づかれ、「もしかしたら性別が男かもしれないから、一回専門の先生に診てもらいなさい(真剣)」と地元富山から横浜の産婦人科の先生に診てもらいに行きました。そこで漢方を勧められましたが、ただ苦いだけで生理は来なくて、ピルを飲むようになりました。ピルを飲むようになってからは副作用もなく、定期的に生理が来るようになりました。しかし、ピルを飲まなければ生理も来ませんでした。その後、大学、実業団に入ってからも、自然と生理が来ることはありませんでした。食事制限をしていたわけではないですが、何年間も記録が伸びないことや競技環境そのものが大きなストレスになっていました。生理が止まっていた期間がこれだけ長かったのですが、幸運なことに競技を一度退いてからは、定期的に来るようになり今も続いています。マラソン前の走り込みの時期もしっかり来ていました。内側から身体が安定してきた感じはよくわかります。

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(男ではなかった。ピース。)


競技以外にも興味を持って、人に会いに行ったり、コミュニケーションの場を設けるようになったりといろんなつながりができたことも、安心の材料にもなっています。相談できる相手がいることや、正しくないことをそれ違うと指摘してくれる人がいることで、なりたい自分像を持ち続けることができると思います。本当に周りの人たちのおかげで精神的に余裕を持つことができているので、根拠のない自信はそういう支えがあってのものだなと思います。

こういう期間もあったので、また何とかなると思っています。

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昨日上司と「マラソンで活躍している人って、けっこう年齢層高い人多いよね?」という話になりました。以前、私のレースを沿道で応援してくださったのですが、上位の人は何事にも動じない石みたいだったと言われました。年齢的にもまだまだいけるっしょ、もっといろんなことを経験せよ、ということを言っていただいたのだと思っているので、THE・石女を目指して引き続きお休みします。


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