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注意されてなぜ怒る

去年の7月。電車内でタバコを吸っていた男性に高校生が注意したところ、怒って大怪我をさせられた痛ましい事件がありました。
普通に考えて、悪いのはどう見ても喫煙していた男性です。(※車内喫煙禁止) その上逆切れして暴力を振るったのだから、二重に悪い。もう意味不明です。

近年は変な人(上記のような人)がいるから、マナー違反をしていても何も言わない方が良いと言います。なぜこのようなことが起こるのか。私なりに考えてみました。

まず、マナー違反について。これは「周りが気持ち良く過ごすためのルールを守る」意識の欠如です。一人で生きている訳ではないから、基本守らなければなりません。「俺は今タバコ吸いたいから、電車の中だけど吸うよ」は間違いですね。

もう答えを1つ挙げました。周囲に気を配れない自己中心的な人が増えた。増えた理由は、①怒らない教育②自分に余裕がない 等があると思います。

そういえば以前こんなことがありました。車通りの少ない道で、なんとなく道路脇を歩いていた時。通りすがりの自転車に乗ったお爺さんが、「歩道を歩かないとダメだよ」と注意してくれました。昔はこういう人、たくさんいたんです。最近はすっかり減りました。

そして今は自分に余裕がない人が多い。だから注意されても受け止め切れない。そして逆ギレしてしまう。余裕がないのは社会状況の影響でしょうか。

もう1つは「怒りは下に流れる」からと考えられます。例えば喫煙者を注意した人が、ヤクザだったり筋肉ムキムキの人だった場合。怒る可能性はかなり低くなるのではないでしょうか。自分より下(と思っている)高校生に注意されたから、「お前に言われる筋合いはねーよ」そう感じたのでしょう。幼児や反抗期の子どもが、親に注意されて怒るのとは訳が違うのです。

注意されて怒るのは、自己主張でも何でもない


欧米の「罪の文化(キリスト教に由来する)」に対して、日本は「恥の文化」と言います。
恥の文化とは「他人の目」という相対的な基準です。この他人の目を気にしないからこそ、注意されて怒るなんてことが起こるのではないでしょうか。

注意とは気を付けるように傍らから言うこと。よく仕事で上司から言われたことに対して「怒ると叱るの違い」が例に出されます。
怒る=相手に自分の感情をぶつける
叱る=
相手を正しい方向へ導くため何が良くないのかを気付かせる

ねえ、ちょっと。
自分より下の人に理論的に言われて、感情的に返してますよ。恥ずかしくない?
恥の文化はデメリットもありますが、そういう意識って必要だと思うんですよね。
「罪の文化」は道徳の絶対的基準を説き、個人の良心による行動を基とした文化です。
恥の文化が薄れつつあっても、罪の文化が根付く訳ではない。一体どうしましょう…

偏見が入ってるかもしれませんが、注意されて怒る人って高齢の男性・中年の男性が多い気がします。(もちろん女性でもいますが) 男女の一番の違い。それは「(物理的)力の差」です。力を間違った方に使わないで下さい。自律=自分を律する。もし一瞬カッとかっても、そこで一歩踏み留まって欲しい。それが結果、自分のためになると思います。





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