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凍る道

2023年1月24日。
大寒波が日本を襲いました。
私の住む京都市でも、滅多に降らない雪が10cmも積もりました。
道路に降った雪は、車や人の足によって踏み固められます。
そして気温0℃のまま、朝を迎えました。
予想通り、道はツルツル、テカテカ。

「どうぞ滑って転んでください」

と言わんばかりです。
慎重に慎重に、地面を踏みしめるように歩き出しました。大通りに出て驚きました。

なんと、雪用靴でない普段靴を履いている人の多いこと !

どこが横断歩道なのか、分からないんです。
それなのに会社の人の中には、「自転車で来ました」なんて人がいました。
滋賀からノーマルタイヤで、3時間かけて来た猛者もいました。
もう「チャレンジャー」ではなく「命知らず」と言った方がいいかもしれません。
何故か人は

「自分だけは大丈夫」

そう思う節があります。
いわゆる、「根拠のない自信」です。
その自信ってどこからくるのでしょうか。


そういえばTVで「絶対にすべらない話」というのがありました。
芸人さんがネタを披露して滑るのは本人にとって怖いです。
しかし、人が歩いたり車を走らせて滑るのはもっと怖いし危険。命に関わりますし、他人を巻き込む恐れもあります。

数年前に流行った「アナと雪の女王」
氷のお城や雪景色が素敵でしたね。
しかし現実ではディズニーアニメのように、「ありえない動きをしても絶対大丈夫」なんてことはありません。

備えあれば憂いなし。

災害などでもそうですが、滅多に起きないことだからこそ対策が必要なんです。
事前対策は、必ず出来ます。
かかる費用と危険を天秤にかけて、どちらが大事か。
リスク回避の出費を渋ってはいけません。
また職場が家から遠いなら、前日は帰らないで泊まる。もしくはその日は休む。
方法は色々あります。
来年はスノータイヤをつけた車や、雪用靴を履いた人がグッと増えてたら良いなと願うばかりです。


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