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HSPの人が「優しい」と言われるのは

HSPの人を表現するときに「繊細」と
同じくらいよく使われるのが
「優しい」という表現
私は個人的にはこの「優しい」という表現に
なんだかちょっと違和感がありました
「優しい」って一言でいっても
優しさってすごく主観的で
私が優しいと思うことを
相手もそう思うとは限らないし
逆もしかり
だからなんだかもやもやっと
違和感がありました

そしたらHSPメッセンジャーベーシック講座
でも使われている
エレイン・N・アーロン博士の著書
「敏感すぎる私の活かし方」の中で
HSPの4つ特質を示す頭文字DOESのなかの
E Emotional Reactivity
(情緒的反応)の箇所で
他人や大切な人の表情を写真で見る
感情の実験で
HSPは脳の島皮質の活動が
活発になると同時に
ミラーニューロンはさらに
活性化するため
他人の感情を理解するだけでなく
場合によってはある程度
相手と同じように感じている
という研究結果が記述されていました

ミラーニューロンはまだまだ不明な点も
多いと言われている神経細胞ですが
おおまかにいうと
他社の行動を見て
自分が行動しているように感じる
まるで鏡のように働く神経で
相手の気持ちを理解したり
共感することが出来るのではないか
と言われています

そして先日見た映画
筑波大学名誉教授で日本の分子生物学者の
村上和雄さんのドキュメント映画
『SWITCH』~遺伝子が目覚める瞬間~
の中でミラーニューロンの
説明をしてらっしゃって

「人が悲しんだら悲しい喜んでたら喜ぶ 
鏡のようなミラーのような神経細胞があって
特に喜びを感じたときは
そこがスイッチONになる
それは連鎖していくもので
だから1人だけで喜んでいるよりも
多くの人に喜んでもらう方が
いのちの親(=サムシンググレード)は
喜ぶ」

というシーンがあって
このスイッチONになるというのは
眠っている遺伝子がスイッチONになる
ということを意味しています

HSPが生存戦略として
神経が敏感で処理が深く
そのためミラーニューロンが
活性化しやすいのなら
ミラーニューロンによって
多くの喜びをたくさんの人と
共有したいという欲求が
無意識に強くあるのかもしれないし
そのことで遺伝子のスイッチが
ONになっていくのは
生命がより生き延びやすくなることとも
一致するなぁって

確かに喜んでる顔が見たい
っていう欲求は強いなぁって思う
時にやりすぎてしまうということも
起きてしまいますが
(あくまで私の場合です)
そしてそういう行動は
相手や周りにとって
優しさとしてうつるのかも
優しさをそういう風に捉えるなら
優しいと言われることに
そんなに違和感はわかないかも


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