老人用設備に助けられてる話

現在の住居は、親戚が買ったマンションに住まわせてもらっている。
というのも、親戚が30年以上前に買ったのだが、ご高齢になり義父が相続しが、義父自身は家がもうあるので代わりに住まわせてもらっている状態だ。

買った当初、親戚はすでに仕事などをご勇退された後だったので、部屋の所々に高齢者用と言えるような設備が備わっている。
私自身に子どもがいなかったときは、手すりとか掃除しづらいし正直、邪魔だなと思っていた。が、子育て中の現在、それらが大いに役に立っていてつけてくれて本当にありがとう、邪魔とか思ってすみませんでした。と使うたびに反省している。

特に使っているのは、2つあって、1つ目はお風呂場。
文章で伝わるか自信がないが、お風呂場に入ってすぐ右手に縦に手すりがあり、反対側の壁にL字型にも手すりがある。浴槽にも1つついているが、すべてまんべんなく使わせてもらっている。
こどもを抱っこしたままの移動は、何もない壁伝いだと、私の指先の握力にすべてを託さなければいけなくなってしまうので、心もとない。しかも壁が濡れているので、危険度が爆上がりの状態で細心の注意を払わなければいけなくなってしまう。しかし、手すりがあると、握ることができるので指先だけよりかははるかに安心安全。浴槽の手すりに至っては、こどもの遊びものとしても活用されている。
ありがとう親戚さん。欲を言えばもっと掃除がしやすいような手すりにしてほしかったですが、それでもありがとう。

もう1つは、コンロ。
今は当たり前なのかもしれないが、重さセンサーが付いていて、何も載せていない状態で火をつけようとしても着かないし、音で危険を知らせてくれる。
これは本当に助かった。
子供の成長は早いもので、いつの間にかコンロのスイッチを押せる身長までになっていて、目を離したすきに遊んでた。
私は、何の音だろう?と思って振り向くと、コンロのスイッチが点滅しており、息子も押せたから押したけど何なんだろうこれ?と言いたげなキョトンとした顔でこっちを見ていた。
そんなのも押せるようになったのかと驚きつつ、火を消したが、この機能が付いていてよかったと思った。
まあ、本当はキッチンに入れないように対策をすればいいんだろうけど、もうすぐ引っ越すしと思って何もしていない私が悪いんだけど。

そんな感じで、私が家を建てるときはこの2つは採用することに決めた。


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