中間世……来世を決める場所

沙織の葬儀が終わり、彼が迎えに来た。

ムチャクチャ苦笑いの彼。
そりゃそうだ。

彼の亡くなった後、娘と商売で成功してる。「俺、いなくてもいいじゃん?」となる。それにめっちゃ調子こいてる沙織。
その時代の女性実業家。

過去世から、他人の助けを好まなかった沙織。
自立してた。
愛し合った時間も短かった。

だから、今世でも、私はメアリーと助け合って、ひとり親の時間が長かった。

彼は「逆にしよう」と言った。
来世は、「ある程度、お互い、経験して、最初から結婚しないで、後で会おう」と。

沙織は調子こいて、
「こんな試練なら余裕だわもっと大変な人生でも、できる、できる!」と余裕こいてる。

コレが今世で痛い目見るんだけど。

私にはハードな人生が設定された。
沙織は「どんな形でも、いい。
娘とはもう一度、一緒に娘として、生まれてほしい。」と神様にお願いした。

そこで、何故か星の彼、登場!
自分でも何故?と思うけど、はっきり視えた。

神様に「この人、似たタイプでいろいろ学べるからこの人で、練習して。」と言われた。

途中で、「過酷過ぎませんか?」と沙織は言った。「このままでは、私は彼に会う前に親に殺されてしまいます。誰か私に家族の中に助けてくれる人をご用意ください。」と頼んだ。

多分それが、お兄ちゃん。

そっかあ。お兄ちゃん、私を殺されずに済むために……だから、大好きだったし、いつもかわいがってくれた。大好きなお兄ちゃん。お兄ちゃんがいなかったら、私は親に殺されてた。

もしくはDVの彼のことを「犯罪だ。」と助けてくれたのもお兄ちゃん。お兄ちゃんがいなかったら、死んでいた。

彼は、「貴方のお店のお客さんで、貴方に辛い想いをさせた人はいない?オレ、その人と結婚するわ。俺も修行するよ。」と……
そんな結婚相手の決め方でいいのか???

彼は元妻のことをキレイ系の人と言っていたし、鑑定師の先生も「一見、上品な人」と言っていた。元、旧華族とかのドレスを頼む前世があっても不思議ない。

約束を守って、「どんな形でも」が、重度知的障害となったけど、メアリーは私を守るため、助けるため、私の娘として生まれてくれた。

お兄ちゃんも私を守ってくれた。

そして、白馬の彼は、私のお店の顧客と結婚した。

私は星の彼で、音信不通とかなかなか結ばれないもどかしさを練習し、
過酷過ぎる人生を歩んだ。

白馬の彼とのサイレントの練習になった。

前前世と同じような仕事をし、前世の仕事はどっちかというとメアリーで、私は趣味に残った。

全て、前世の約束通り……

ただ、この時点で、魂は2つ。何故、ツインレイになったのか?
先生は「そこにいる神様や守護霊様に聞いてください。」といい、先生は答えない。

そしたら、私達の魂が上に上がって統合され、一つになって、パーンと割れた。

「ギフトをください。」と言うように言われ、お願いした。

その時点では、何も起きなかった。

先生には「後でこれだった。」と気がつくこともある、と言われ、そして、現世に戻ってきた。

調子こいてる自分に笑い、そんな決め方で結婚相手を決めた彼に笑い、ミシンには納得し、私は夫がいなくてもメアリーと助け合って暮らしたことの謎が溶けた。

信じる、信じない、自由です。

多少、服が東洋なのに、町並みは西洋とか、矛盾はあるにせよ、私は映像で見てます。

教会のところで、人がワイワイ雑談してるのも、川のそばで彼が立っていたのも、店にお客様がたくさんいて、繁盛してるのも、全部視えました。

コレで、「霊感ない。」とは言えないそうです。


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