見出し画像

YouTubeと、目の前の人のどちらを信用するか

 おはようございます。ピリカです。

少々荒ぶった内容になるかもしれません、先に謝っときます。ごめんね。でもこれはいつか書きたかった記事です。

飲み会が会社で解禁され、仲間と飲みながらの意見交換をする機会が増えた。日々いろんな土地へ飛び、いろんな人と会ってくる仲間の話は、悲喜こもごもでとても楽しく、勉強になる。

そこで、最近多くの仲間が口をそろえて言うのが、「お客様がYouTubeを信用しすぎている」ということ。

特にお金周りの動画は、関心のあるコンテンツだからか「知って得する系」は数多く存在する。そこに、弁の立つ有名人が「いまの時代は絶対コレ!」「○○はダメ!」と捲し立てる動画も多い。

私も見て商談の参考にすることもあるが、なかには「募集人資格のない人がここまで言いきっていいのかな」と感じる動画がたくさん存在する。

(そして、何ヵ月か後にはまったく前回と真逆のことをシレッと配信したりしてたりします)

いろいろと勉強はされてるし、見せ方も話し方もうまい。なにより出演している本人の魅力があるのだから、それは強い。私たちに勝てる要素はなにもないのだ。

私も10年この業界にいるが、
目の前でちゃんとお客様の要望を聞き提案した商品でも、「YouTubeで○○がいいと言ってたから」という理由でお断りを受けたことも何回もある。

「ネットの掲示板で○○会社のほうがいいと書いていたから」と断られたこともある。

その掲示板は誰が書いた?なんのために?どういう経験をされて書いたものなのか?

そういう内情が明かされないまま、
「○○はいい」
「△△はよくない」
などと結果だけを書いた文章や動画が横行する。

私などは気が短いので、そういう方には二度とこちらからアプローチはしない。もうまったく関わりはないのだが、そうやってネットだけを信じているとすればかなり選択肢が狭くなるのではなかろうか、と思えてくる。

 金融商品にかかわらず、いろんな分野でこの現象はあるらしい。
いろんな営業さんから話を聞くことがあるが、

「ネットでみたコレがほしい」と指名してくるお客様が増え、
「その商品よりもお客様のライフスタイルならこれがいいと思いますよ」
と提案したら、
「そんなものはいらない」と言われることも増えました、と苦笑しながら話してくれた。

もちろん、
 「ちくしょう、だまされた!」と思えてしまうような、心ないガリガリ営業もいるだろう。
アフターフォローにもこない、売るだけ営業がたくさんいるのも知っている。
相性もあるだろう。

そんな失礼な売り手なら、「No!」とぜひ言ってほしい。要らない商品を、圧に押されて契約するのほど無駄なものはない。

だが、そういう人ばかりじゃないのもまた現実。

社名やブランド、ネットの評価ももちろん大事だが、目の前の売り手が、「親身になってくれているか」「過大なことを言っていないか」「信頼できる相手か」などもぜひ評価対象にいれてほしい。

実際に多くのお客様に接している営業マンは、YouTubeにはない「いままでの販売データと経験、お客様の反応」を持っている。地味だけれど、これが私たちの強みだ。

いいニュースより、悪いニュースが人の記憶には残りやすいという。
8割の感謝は2割の批判にかきけされてしまうのが、インパクト重視の今の世の風潮のようである。


家でも車でもお金でも洋服でも、なんの分野でも担当者と良好な関係性だと、わりとお得だと思う。

一般のネットには決して出さない、独自で仕入れた旬の情報を、たいていの現場担当者は持っているからだ。

質のいい情報がはいってくるようになれば、きっと暮らしの質もあがる。

いろいろ書いたが、結局は「餅は餅屋」。だよね。



 


ピリカグランプリの賞金に充てさせていただきます。 お気持ち、ありがとうございます!