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恋のはなしを書くことは

恋愛現役の人たちに、

自分の言葉が通じるかどうか試しているところがある。

感性の老化を防ぐトレーニング。

私の恋愛は、黒電話の時代だ。電話のコードをくるくる指で巻きながら話していた。

ポケベルも震えない、昭和の女である。


当然、今の若い世代とは

出会いかた、別れかたも感覚がちがうだろう。そこに果たして響くのか。響かないのか。

主なフォロワーさん層は、自分を基準にプラスマイナス5歳、かなと勝手に予測しているのだが

恋愛のタグをつけたら、若い方やお久しぶりのフォロワーさんが遊びにきてくれる。

ありがたいことだ。


仕事や、子育ての記事はそれぞれの状況によって共感するかしないかはあるけれど、

人を想う気持ちは、根っこはいっしょだと思うから、うれしい。

毎晩夜に3割引きのお肉を買いに走る私だって、

昔は恋する女だったのだ。


昨日の記事の「最後の予感」は

先日、夜カフェで商談を終えたときに

ちょっと張りつめた様子で、だれかを待っている女性から想像して書いた。

表情は曇っていて、コーヒーにほとんど口をつけていないところから、

マイナスの緊張感が伝わってきた。

予想している「NO」を取りに行く感じ。

私が帰るまで、待ち人は現れなかったようだ。彼女の幸せを祈りつつ、書いた。

見も知らない他人ではあるけれど、みなさんの寄せてくれた「スキ」が

彼女に届いてくれたら、と願う。

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