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そうよ私は食神の女

久方ぶりのnoteを書こうと、某珈琲店にいる。

バタバタしているあいだにクリスマスも終わり、もはや街は正月支度の人々で大にぎわい。

病院で薬をもらわなきゃ、白髪染めにもいかなきゃ、そういや次男来年成人式じゃん!散髪につれてかなきゃ。
引き落とし用の通帳にお金いれたっけ。
うわっ、今月クレジット引き落としやばかった!

あと、墓参りいついく?
最後の燃えるごみいつ?

などと、ひとつが解決するまもなく次の案件が頭をすり抜ける師走。
みなさまどのようにお過ごしでしょうか。

来年は甲辰年。

今日は四柱推命の鑑定にいった。
やはり年末となると来年の運勢が気になるものである。
せっかくだからプロにちゃんと見てもらいたい。
地元で評判の高い先生を二ヶ月前から予約していたのだ。

生年月日を伝え、命式を出していただく。
四柱推命の要素は若干ISD個性学にもはいっているため、繋がりもあったりして勉強にもなる。

日干や通変星、神殺などいろんな専門用語があるし、五行や陰陽などの概念が存在し、慣れないと言葉は難しいかもしれない。

通変星、と呼ばれるものの中で【食神】という星を私は持っているらしい。

命式のバランスで読み解きは変化するため、単純には言えないらしいのだが、一般的には吉星で、いわゆる人気星と言われるもの。

表現の星でもあるため、もの書きや芸能、営業などの仕事をしている人には吉となることが多い。

食、という字があるゆえ、一生食いっぱぐれしない、衣食住には困らない、人を引き寄せる、おおらかという解釈をされることが多いようだ。


私は常々思っていた疑問を鑑定士さんにぶつけてみた。
「あの、屋台やデパ地下で私が何か買うと、必ずといっていいほど私のあとに行列ができるんですが、関係あります?」
 
鑑定士さんはしたり顔でうんうん、と頷いた。

「そりゃそうですよ、食神ですから。食べ物関係の仕事を立ち上げれば、高い確率であなたは成功します。」

なるほどそうだったか、といままでの人生を振り返る。
ひとっこひとりいなかったカフェが、私が食事が終わる頃には満席、ということも少なくないし、今日も路面店でシュークリームを買って出たら、その後わらわらと客がはいっていた。

うーん、でも私は全然得しないよね。

でもまあ、食べることは好きだし、世の中がそれでよくなればいいか。
と思いつつ経済を回すため、
私は今日もデパ地下を歩き回るのであった。


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