ライブ配信でファンを作る方法(効率的にファンを増やすためには?)vol.4
前回vol.3では
ファンを作るために意識するのは「支持率の総量」で
①要望を取り入れる
②優越 に濃淡を付けること が必要。
そして今回は
「ファンを作るために最も効率的な方法」について
ご紹介するとお伝えしました。
とその前に、“なぜ私がライブ配信を辞めたのか?” ということを紹介させてください。
いくつか理由はあるのですが、それが今回一番伝えたいことにも繋がります。
当初はなんとなく「どんなサービスなんだろう?」と、バイト代わりに試しに始めた配信でしたが、スマホ一つで自由に出来ることに魅力を感じ、どんどんファンも増え、気付いたらランキングで上位をとっていました。
しかしふと “この視聴者と一緒にこれからもおしゃべりするだけで良いのか?” と冷静に思ってしまったのです。
たしかに毎日見に来てくれるし、応援してくれるし、実際そのおかげでバイト代以上は稼げてました。短期的にみたら良いファン、良いお客さんでした。
だけどもし課金制度が無い配信だとしたら、、、
あえて雑な言い方をすると “この人たちに話すためだけに時間を使いたく無いかも”
そう思ってしまったのです。
それからというものの、何となく熱は薄れ、30分配信するのもきつくなり、それがきっかけで「もっとちゃんと社会に貢献できる仕事をしたい」と、今に至ります。
ということで、もしこれから配信を始めるあなたにアドバイスをするとしたら『これからどういう人と仲間になりたいか?』ということを最初に定めることをおすすめしたいです。
長期的に自分のファンを作りたいのであれば、短期的なお客さんよりも、今後の仲間候補。
目先の利益ではなく、今後歩みたい人生から逆算して、コミュニティを作ることが、一番効率的な方法でもあると思うのです。
つまり、
ファンを作るために意識すること=支持率の総量を増やすためには、
一方通行の関係ではない、仲間と共にコミュニティを作ること。
もちろん、そんなの今わからない!という方も、このことを頭の端に置いていただけるだけで◎
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たしかに、そのような経緯があって私は半年で辞めましたが、ありがたいことに当時「コミュニティ」という観点では、他のライバーよりも長けていたので、自身が話さなくても自然とコメント欄が盛り上がったり、毎日見に来てくれる人が多かった気がします。
もちろんこのような形にするために、いくつか工夫もしてきました。
ということで最後は、
“コミュニティ化するために工夫してきたこと”をご紹介します!
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▼過程の見える化
「今日は◯日目」と記入したり、「イベント最終日まであと◯日」とカウントダウンすることで、初めて来る人にとっても、長年応援してくれる人も、立ち位置を揃えることが出来ます。
ただなんとなく配信するのではなく毎日の日数を記録することで、その配信自体に意味を見出せたり、振り返った時に成長を感じやすい気がするんですよね。
また以前便利なアイテムとして「ホワイトボード」を紹介しましたが(画用紙とペンでも良いので)ぜひ配信中に「書く」ということはやって欲しいです!
(私はさらにホワイトボードを養生テープで壁に張っていました)
ホワイトボードを使う配信でおすすめしたいこと
⑴ 今日は◯日目と書く
⑵ 初めて来た人でもわかるように自己紹介を書く→これだけでファーストインパクト◎
⑶ 配信終わり予定の時間を書く→ダラダラと続けないためにも
⑷ ギフトをくれた人の名前やリクエストのあるイラストを書く→これぞ優越ですね!
それとホワイトボードではないのですが、⑵ に関して、ありがたかったのが「定期」といって、コアなファンの方が私の代わりにこのように自己紹介を定期的に流してくれたりしていました。
(また嫌なコメントをしてくる人を、叱ってくれたりもしてました)
そして最後 ⑷ の「ギフトをくれた人の名前やリクエストのあるイラストを書く」を応用して、私はイベントで桜の木を作っていました!
ドドーン!!!
当時ひそかにESC賞と共に話題になっていたそうです
(事務所の人からのメッセージ)
100ポイントで花びら1枚、500ポイントになると桜の花が完成して、それを名前とセットに枝分かれさせていき、ポイントがたまるごとに桜の木が満開に近づくという工夫です🌸
そしてイベント最終日w
最後の追い込みが嬉しすぎて号泣しましたwww
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▼みんなで◯◯を決める
コミュニティにとって大切なのは一体感。
前に要望を取り入れることも大事とお伝えしましたが、それの上級編。
みんなの意見を取り入れながら、様々なものを決めてきました。
例えば、度々登場しているTOPの写真でも持っているぬいぐるみ。
これはイベントの上位者に贈られるものなのですが、この「名前」についても案を募集し、満場一致で決まりましたw
父の日のプレゼント選びも。
デパートで配信しながら色々見て回り、アドバイスをもらって決めたり…
中でもコミュニティとしておすすめなのは、イベントで◯位以上になったら◯◯するとか、そうした目標を事前に決めること。
こうすることでみんなで◯◯目指してがんばろう!という一体感が高まります。
あとはこれはかなり応用編だと思いますがLINEスタンプ。
みんなから私の口癖とか、よく使うスタンプの種類とか募集して、それに合わせて着ている服とか、へアクササリーとかを合わせてさおりんスタンプを作りました。
↑最初に出たアイデア
イラストはココナラというサイトでお願いして、あとは申請を出して待つだけ。
正直ここまでやると、配信以外の時間も労力を使うことになるのであくまで応用編です。ですが私はあえて配信外でもコミュニケーションをとれるように誘導していました!
これはライブ配信プラットフォームにおいて言えることなのですが、もしそのプラットフォームが急にクローズした場合…
そうした万が一のことや、長期的にファンになってもらいたい場合は、たとえそのプラットフォームを卒業しても、配信をしなくなっても、自身のSNSで呼びかけたら応援してくれるような関係性を作ることがベストだと思うのです。
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▼(応用編)配信外でのコミュニケーション
同じくこれからご紹介することも応用編で、人にはそれぞれ向き不向きがあります。
最初にお伝えしたように私は人見知りで飽き性。本当は話すのも苦手だし、できれば配信も短時間で終わらせたいタイプでした。
ですが文面のやりとりは以外と苦ではなく、それを活かすために配信を始めてから、新しく3つ
媒体を開設しました。
Twitter・ブログ・LINE@
「Twitter」は前回お伝えした配信後のESC賞投稿用と、配信時間お知らせ用。
「ブログ」は特に記録に残したい思い出まとめ用。
「LINE@」は一斉にお知らせしたい時用に作成しました。
もちろん今までのSNSアカウントをそのまま使うのも有りだと思いますが、
■ プライベートと配信を一緒にしても良いのか?
■ それともライブ配信を通して新たに何かを始めたり、新たにファンになってくれた人用に発信していきたいのか?
によって変える必要があると思います。
ちなみに私は全てライブ配信用に新しく作ったので、気兼ねなく配信のお知らせや、配信での出来事をバンバン投稿していました。
この日々の投稿と記録の一手間が、効率的にファンとのコミュニケーションを深めるのに役立っていました。
配信にはアーカイブに残せる媒体と、残せない媒体があります。
だけどこうしてブログ等に残すことによって、途中から興味持ってくれた人も「こういう子なんだ」と理解してもらうことが出来ますね。
そんなことをしていたら、いつの間にかコアのファンの方たちが繋がっていて、『さおりん応援隊』というLINEグループが結成されていたのです(笑)
そのグループでは、配信始まってしばらくしても来てないと「始まってるよ〜」とLINEで連絡を送りあったり、作戦会議をしたり、一緒に集まって視聴したり、キャンプに行くまでの仲になっていたメンバーもw
その他印象深かったエピソードとして、配信中に、福岡の妊婦さんと、福岡の新米ママさんを繋いだこともありましたww
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▼(上級編)配信外でのプレゼント
ここからは信頼関係が出来てからじゃないと出来ない上級編!配信外でのプレゼントや課金について。
LINEスタンプもそれに当てはまりますが、他にも私はポルカやギフティのようなサービスも使っていました。
ポルカについては以前親知らずの話をしましたが、親知らず抜いたご褒美にパフェが食べたい♡と、なんとも無邪気なお願いをした時にも(笑)
そして誕生日の日には花束が欲しいと、日比谷花壇のギフティをプレゼントしてもらい、花屋さんに行って自分好みのお花を購入しましたww
そういえば私も、いつも応援してくださっていたファンの、誕生日お祝い配信をしたことありました🎂
(このつけているリボンもそのファンからのプレゼント)
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ー最後にー
ここまで色々お話してきましたが、きっとこれだけのことを毎日意識して続ければ、きっとある一定以上の成果は出せると思います。
ですが厳しい言い方かもしれませんが、だからといって、めちゃくちゃたくさんのファンが出来る確約はありませんし、安定した収入を得られる訳ではありません。
いくら歌が上手くたって、可愛くたって、面白くたって、数学みたいに等式は成り立ちません。
エンタメの世界なので…
ですがまず “チャレンジしてみること” に意味があると思うんです。
私も最初はこんな感じで
シーーーーーン(涙)
そこから臨機応変に試行錯誤して、自分にあった配信スタイルを見つけていきました。
やる気がない時はそのことを伝えれば良い、
毎日元気じゃなくても良い、
反響があまり無いものは潔くやめる。
とにかく完璧じゃなくても良いから、毎日配信をし続けることを意識していきました。
そして『感謝の気持ち』を必ず伝える。
以上が、人見知りで、飽き性で、特にこれといった特技や特徴があるわけでも無いのに半年間ほぼ毎日配信をし、コアなファンに恵まれた私がしてきたことです。
もし少しでもお役に立てたら幸いです。
どうしても視聴数や、反響ばかりが気になりがちですが、
きっとあなただからこそ出来る配信があって、
それを求めてくれる人が必ずいるはずです。
まずは自分のやりたいこと、ペースを大事に無理ない範囲で。
ささやかながら応援しています!
元ライバー さおりんより
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最後までご覧いただきありがとうございました✨