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⑴ 訳ありキラキラ女子の私を救ってくれた、「シェア」という考え方

忘れもしない高校二年の文化祭準備。

「このままじゃ文化祭間に合わないよ」

そう思いながら一人黙々作業中

突然苦しくなり
救急車で運ばれた

17歳の誕生日を迎えた
次の日のこと。

それからも

通学中に突然倒れたり、
思ったように体が動かなくなったり、
何度担架で運ばれたことか…

その日を境いに
脱力発作を伴う厄介な症状を
背負うことになったのです。

中学3年間は
皆勤賞で学級委員で勉強も出来て
ピアノも学年で一番と
言われていた状況から一変、

学校に行けても
ほとんど保健室通いだったので、

進学校にも関わらず
勉強にはついていけず

「これからどうしよう…」

そう悩んでいました。

そんな時に
進路指導室の外の廊下で見つけた
カラフルなパンフレット

「ブライダル?」

周りで専門学校に行く人は
ほとんどいなかったのですが、

とりあえずそのブライダルとやらの
オープンキャンパスに
参加してみることにしました。

一通り説明が終わった後、

学生がプロデュースしたという
結婚式の映像を見たのですが

思わず涙が溢れてきたのです。

(こんな感動的な世界があるんだ(°_°))

吸い込まれるようにして…

「私 ここの学校に入る!」

周りに流されやすい私でしたが、

自分の意志でレール外の選択をした
初めての瞬間でした。

_________________

〜専門学校時代〜

高校時代は進学ぎりぎりの
出席日数でしたが、

専門学校は
まさかの2年間 "皆勤賞"

クラスで一人しかもらえない
"努力賞" が 与えられ、

その学校史上初となる

大手上場企業のブライダル企業へ
就職が決まったのです。

__________________

~ウエディングプランナー時代~

元々人見知りだし、
話すのが苦手だったので
研修は人一倍苦労しました。

だけど何度も励まし、
練習に付き合って下さった
先輩のおかげで無事

憧れのウェディングプランナーとして
デビューすることが出来たのです。

通勤の電車の中や
休みの日にも関わらず

「今日の打ち合わせの新婦さん
このアイテム好きそうだな~」と

思わず考えたりしてしまうほど、
本当にやりがいのあるお仕事でした。

”さおりさんと出会えて良かったです”

そのような
この上ない言葉の綴ってある

今でも変わらず ”宝物” の
お手紙を頂いたり…

そんなプランナー業務も
徐々に抱える件数が多くなり、

作業のようにこなすだけで
いっぱいいっぱいになってしまい、
ミスも増え、クレームも続き、

よりによって
一時期は落ち着いていた発作が
再発してしまいました…。

その影響で
打ち合わせすら出れず、

たくさんの人に迷惑をかける形で
退職することになってしまったのです…

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それからの私は
何とか職が見つかっても
すぐに辞めてしまったり、

どうしようもない
ほぼニート状態。

せっかく専門学校にも通わせてくれた、
母には合わせる顔がなく、

「あんた今何やってんの?」

「いったい今日もどこ行ってたの?」

そんなふらふらしていた時期に
転機となる気付きを与えてくれた
年上の彼と付き合うことになりました。

出会いはマッチングアプリ。

都内一等地の高級マンションに住む
その彼は、私に色んな世界を
見せてくれました。

常に想像を超える出来事に
会うたび全てがサプライズでした。

だけどクリスマス直前に
別れたことから
訳ありだったようで^^;


それが悔しくて、

「もっと魅力的な女性になりたい!!」


そう思ったのをきっかけに

「ちゃんと働こう。」と、

実家を出ることを決めたのです。

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新卒の会社を辞めた理由を
正直に話すと中々次の面接に
呼ばれなかった転職活動。

「それでも考慮するので
うちで働いて欲しい」と
面接で言ってくれた都内の会社で
働くことになりました。

その面接してくれた上司の
直属として働くことになったのですが、

なぜか2人きりでの車移動が多かったり、

わざとらしく、退勤直前に仕事を頼まれ
中々帰らせてもらえなかったり…

企画という仕事にはプランナー時代同様
やりがいを感じていたのですが、

セクハラ、パワハラなのではないかと
思われる日々に耐えられず、

その上司から逃げるようにして、
辞めてしまいました。

_________________

だけどこのまま実家に帰ることも
したくないと思った私は、

たまたま誘われた融通の効きやすい
”赤坂のラウンジ” で
働くことにしたのです。

こんなにも世の中に経営者や、
お金持ちの人がいるんだと、

驚きの世界でした。

(接待交際費って本当に何なんだろう^^;)

なんて思いながら
働いていたある日、

たまたま「企画の仕事が好き」

という私を気に入って下さった、
不動産オーナーの会社で
働くことになりました。

今回は事前に会社の様子を見にいったり、
他の社員と話したり、
慎重に就職を決めたはずでした。

しかし

振込みのはずのお給料が
なぜか手渡し。

「なんで?」

その不信感が当たってしまい、
まさかのオーナーが

”倒産詐欺の常習犯”
だったことが

発覚したのです…。

せっかく働いたのに
お給料がもらえない。

不運なことに

その次の会社も、

そのまた次の会社も、

似たようなことが続いてしまい、

そこを選択した私に
全ての責任がありますが、

もう ”会社に頼る” ということ自体が
怖くなってしまいました。

それだけでなく
恋愛も全然上手くいかなくて(*_*)


「結局は私って都合の良い
女としか見られていないの?」


「それって、魅力的どころか、
見下されているじゃん! 」


その上辛くなると
分かりやすく発作が出る…

そんな自分が嫌になりました。


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