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【MTG】ミドルスクール調整録26 ~目指せセラピーマスター~

前置き
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係があるかもしれないし、ないかもしれません。
カラオケバー Farseek(
@karabar_farseek)をよろしくお願いいたします。
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あなたは今、ミドルスクールの大会に出ています。

デッキは黒コントロール、オデッセイブロック構築~スタンダードで活躍した懐かしい香りのするデッキです。

例によってサイド後に《たい肥/Compost》を出されてはいけませんが、ミドルスクールだとそんなに出てこないので多分大丈夫でしょう。
カラーリングの都合上他のアーティファクトとエンチャントの処理にも手間取りそうですが、手札とクリーチャーはほぼ対処可能です。

1回戦のペアリングが発表され、対戦相手とともに席につきます。
対戦相手はこんな人みたいです。

…誰だっけ?
カラオケバー Farseek(@karabar_farseek)をよろしくお願い致します。

それでは対戦開始です。
ダイスロールに負けたため、このゲームは残念ながら後手でスタートのようです。
その後お互いマリガンチェック。相手は7枚キープ。こちらもまあ良さそうな手札なのでとりあえず始めることにします。

あなたはどの島派?

対戦相手の第1ターンは《島/Island》。これでターンエンドとのこと。
最初のドローを挟み、あなたの手札には《沼/Swamp》と《陰謀団式療法/Cabal Therapy》が。

下の人、辛そう

ここで選択肢発生。

この《陰謀団式療法/Cabal Therapy》今撃ちますか?
撃つとしたらどんなカードを指定しますか?

正解はいかに?


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何やら意味深な出だしですが、ミドルスクールの《陰謀団式療法/Cabal Therapy》の当て方とかについて書いたら面白そうだなと思ったので書いてみようと思います。
《陰謀団式療法/Cabal Therapy》というカード自体はそこそこ有名なものの、フォーマットがニッチなため「これ本当に需要あるんか…」という面もありけり。
ゆえに「そんな世界線もあるんだなあ」に見ていただければ。

今回は「相手が土地を置いて1ターン目をパスしてきた時に《陰謀団式療法/Cabal Therapy》を撃つ時に何を指定するか(そもそも撃つのか撃たないのか)」を書きます。
後手1ターン目というのもクソ限定的ですが、同時に最も人の命を救える(かもしれない)タイミングでもあるので、どうしても死にたくない人は読んでおくと何かの役に立つかもしれません。
その他のタイミングでも「◯◯の時に撃ってこれ指定すると効果的かもよ」って事は書いていこうと思います。

なお先手1ターン目に1マナから何かプレイしてきた場合は大体デッキ予想可能、同時に指定の目安がつく場合が多いので省略します。
プレイしてきたカードからもなかなか予想付かないって方はとりあえずいっぱい遊ぼうミドルスクール。死に覚えも楽しいもんです。

※あくまで個人の意見なので参考程度に。
ほぼ1択みたいな状況を除けば当たるかどうかは(究極的には)運ゲーです。
もし当たって2枚以上落ちたら幸運の壺売るんで是非買ってください。

地元に《スレイマンの壺/Bottle of Suleiman》を無限回収してる人がいた。
あだ名は当然スレイマン

※擬態を疑い出すとキリがないので、相手が置いたランドは「擬態せず自然と置いた前提」で書きます。
しゃあなしキープをした時は死んだふり作戦で混乱させまくるのがオススメだぞ!


・《平地/Plains》

【方針】
そもそも撃たなそう。
デッキによっては《剣を鍬に/Swords to Plowshares》を指定。

大体以下の4パターンです。

1:白ウィニーが2マナクリーチャー+《剣を鍬に/Swords to Plowshares》でキープしている
この場合は自分の手札もヤバいとかでない限りあまりプレッシャーが無さそうです。自分が《剣を鍬に/Swords to Plowshares》撃たれると困るデッキ(リアニメイト等)の場合は別に今でなくても大丈夫ですが、仕掛ける前に1発行っときましょう。
他はメジャーなカードだと早期指定で予防の必要はないですが、白系のアグロデッキの場合は時間が経って相手の場のダメージクロックがこっちを上回った時に《ハルマゲドン/Armageddon》が有り得るので、後で撃つなら《ハルマゲドン/Armageddon》を指定すると良いです。《戦の惨害/Ravages of War》と散っているパターンはありますが、価格の問題から《ハルマゲドン/Armageddon》統一の人が多め。
俺は天邪鬼なので1枚だけ入れるなら《戦の惨害/Ravages of War》にします。俺が相手なら《戦の惨害/Ravages of War》の方がいいかもしれません。
人やデッキによっては《大変動/Cataclysm》って人もいますが、《ハルマゲドン/Armageddon》の方が多いっぽい。

2:補充が《平地/Plains》→《広漠なるスカイクラウド/Skycloud Expanse》(→《巧みな軍略/Strategic Planning》など)と動こうとしている
この動きなら後手1ターン目に急ぐ理由にもならないので、とりあえず相手の先手2ターン目を待っても問題ありません。1ターン目《島/Island》から入っているなら2ターン目2マナランド→《調律/Attunement》とかはあるのですが。
《平地/Plains》スタートなので手札的にはあまり強くなさそうなパターンですが、ここから
・普通に4マナ域を連射してくる
・3ターン目《調律/Attunement》から4ターン目《補充/Replenish》で結構どぎつい場にされる
は有り得ます。
前者はまだしも後者はヤバヤバのヤバなので《巧みな軍略/Strategic Planning》の返し後手2ターン目に撃つならとりあえず《調律/Attunement》を指定しておきたいところ。
《大あわての捜索/Frantic Search》もありますが引く枚数の問題から2択であれば《調律/Attunement》の方がリターンが高いです。
この後に撃つ場合は《パララクスの波/Parallax Wave》《パララクスの潮流/Parallax Tide》で嫌な方を指定。返しの《補充/Replenish》で裏目が発生するので、可能ならフラッシュバックまで行けるような状態で撃ちたい。
既に墓地が肥え散らかしている場合は《補充/Replenish》指定でいいんですが、もうこの段階だと祈りフェイズになっている可能性が高いので割愛。

3:ランドスティルが《平地/Plains》→《広漠なるスカイクラウド/Skycloud Expanse》(→《マナ漏出/Mana Leak》《行き詰まり/Standstill》など)と動こうとしている
この場合は《平地/Plains》スタートということもあり《剣を鍬に/Swords to Plowshares》は持っていると思います。青マナがあるなら《魔力の乱れ/Force Spike》的な意味でそこから置きそうだし、それ以外だとあまりキープしたい手札ではないと思うので。
相手的に一番いいプランだとこちらの1ターン目のクリーチャーに《剣を鍬に/Swords to Plowshares》を当てる→《行き詰まり/Standstill》置く→ミシュラ系置くみたいな感じでしょうか。ただこの動きは相手側は白マナから置くことを選ばなければいけないため、こっち(のデッキ)をかなり信頼してやることになります。リスキーといえばリスキーかも。

4:ループジャンクションが2マナ以上の手札でキープしている
この場合も《平地/Plains》だけを見てからこちらも1ターン目に《陰謀団式療法/Cabal Therapy》しなければいけないということは無いので、2ターン目以降に正体が判明してから動いていく方向で問題ないです。《生ける願い/Living Wish》を撃ってくるなら持ってきたカードを指定すれば良いので儲けもん。《星明りの聖域/Starlit Sanctum》を持ってきたなら手札に《ダールの降霊者/Daru Spiritualist》があると思います。少なくとも《特別工作班/Task Force》ではないでしょう。
2ターン目《ダールの降霊者/Daru Spiritualist》の場合だと3ターン目《コーのシャーマン/Shaman en-Kor》→《価値ある理由/Worthy Cause》で即死なので、《ダールの降霊者/Daru Spiritualist》だけを見てから《陰謀団式療法/Cabal Therapy》を撃つなら
・《コーのシャーマン/Shaman en-Kor》
・《価値ある理由/Worthy Cause》
の2択になります。個人的には後者。
先手1ターン目に相手が《平地/Plains》以外何も出していない=《コーの遊牧民/Nomads en-Kor》を持っていないと即判断するのは危険ではあるのですが、場に揃っていない状態で《ダールの降霊者/Daru Spiritualist》だけでパスしてくることはそんなに無いと思います。
《生ける願い/Living Wish》が入っている場合はメインボードの枚数は《コーのシャーマン/Shaman en-Kor》の方が多いです。コー2択を指定するなら《生ける願い/Living Wish》型であればメインボードのそれぞれの枚数は4枚vs3枚になるので、確率的には《コーのシャーマン/Shaman en-Kor》の方がいいはず。
《価値ある理由/Worthy Cause》側の話をすると、ループジャンクションはクリーチャー各種よりもライフゲイン側の行動(《価値ある理由/Worthy Cause》《星明りの聖域/Starlit Sanctum》)をサーチする方が難しいです。クリーチャー各種は《適者生存/Survival of the Fittest》《エラダムリーの呼び声/Eladamri's Call》《生ける願い/Living Wish》などなんでも行けますが、《価値ある理由/Worthy Cause》はサーチ不可能・《星明りの聖域/Starlit Sanctum》は《生ける願い/Living Wish》のみで願いサーチのため普通はメイン3枚になっています。
つまり落とした時の相手側の修復難易度を考えるならクリーチャーよりも《価値ある理由/Worthy Cause》指定の方が良さそうです。《アカデミーの学長/Academy Rector》→《獣の墓場/Animal Boneyard》というルートも存在はしますが。

以上の理由から先手1ターン目が《平地/Plains》のみだった場合はとりあえず「何もしない」方がいいと思います。手があるならまず自分の動きを優先したいところ。
例外は自分が能動的に動くデッキかつマナカーブ的に《陰謀団式療法/Cabal Therapy》埋めとくと綺麗だなって時。これに該当するデッキなら、その時はほぼ《剣を鍬に/Swords to Plowshares》を指定しそうです。


・《島/Island》

→撃つのは良いが指定は超難しい。撃つなら今の自分の手札なら「どのデッキ相手がやばそうか」「指定が当たった場合に勝てそうか」を考える。

デッキの量的にも選択肢ありすぎ状態ですが、ゆえに特定の相手にある程度的を絞っていく必要があります。
ぶっちゃけ当たったらラッキーも視野に入れた上で《意志の力/Force of Will》辺りで撃っとくのもありですが、それなら何かを仕掛ける直前の遅いタイミングで行きたいところ。青ゆえに他のカウンター系カードが入っていることは充分考えられるので「とりあえず見ておく」こともリターンとして充分ではあるのですが。

自分側の事情(手札とデッキ)が絡む話だと、
・自分の手札に軽除去があるか?ないなら《野生の雑種犬/Wild Mongrel》が色んなデッキに入っている上に出ると対処不能な繋がり方をする可能性が高い。今撃つ。
・自分のデッキがクリーチャーデッキで《ドルイドの誓い/Oath of Druids》をポン置きされたら詰む手札ではないか?この場合は《ドルイドの誓い/Oath of Druids》を指定すると憂いは取り除けるかもしれない。今撃つ。
・自分側が黒系コントロールならリソース勝負の消耗戦になる事が想定されるので、消費枚数の多い《意志の力/Force of Will》は撃たれても良いが、《行き詰まり/Standstill》だと後の憂いになる。今撃っても良いが、判明してからでも悪くはない。
・相手のデッキがカウンター呪文入りのコントロールだと過程して、自分側がコンボデッキなら隙なく動かれると困るケースの方が多そう、ゆえに《意志の力/Force of Will》を指定する。これは後でも良い。

とかは考えられます。
この中だと1個目と2個目に関しては懐事情次第で「詰みうる」ので、もし後手1ターン目に死にたくない目的で撃つなら《野生の雑種犬/Wild Mongrel》《ドルイドの誓い/Oath of Druids》または《適者生存/Survival of the Fittest》とかになりそうです。カウンターを指定するつもりなら(自分側の速度によっては)1ターン目である必要はありません。

例外として「◯◯のデッキだったら相性的にクソ不利だから、当たりそうな中でもこっちが一番勝つ可能性が高いデッキのカードを指定する」こともあります。
俺はアルーレンを使っている時にマリガン後4枚スタートして7枚キープの相手の1ターン目が《島/Island》だったので、「相手ランドスティルで《行き詰まり/Standstill》抜けて、なおかつそんな強くない場合のみ一応勝てないこともなさそうだな」と思って《行き詰まり/Standstill》を指定したらなんとこれがヒット。
嬉しくなってゲームを続けた結果、初手のリソース差埋まらず当然のように敗北。しかもゲームを続けた事によりデッキがばれているのでサイドボードを入れられて2本目も落とした…という経験があります。
2本目を取っても3本目をやらなければいけませんが、2本目を絶対に取るために1本目は「事故ったふりをして《陰謀団式療法/Cabal Therapy》で適当に閲覧だけして特に何もしないで投了」が一番良かったかもしれません。《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》とかは出してたのでTheRockだと思ってくれたかも?
情報戦は大事。こんな末路を辿らないように気を付けましょう。


・《沼/Swamp》

→主に《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》。第2候補が《再活性/Reanimate》《死体発掘/Exhume》《ゾンビの横行/Zombie Infestation》など

恐らく以下のどれかです。
・黒いビートダウンが2マナクリーチャーor《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》orその両方+除去でキープしている。
・黒系コントロールが《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》でキープしている。
・《納墓/Entomb》を構えている。
・実は相手も《陰謀団式療法/Cabal Therapy》を持っているが、先手1ターン目なので撃たなかった。

《強迫/Duress》なら概ねノータイムで撃ってくるはずなのですが、撃ってこないという事は持っていません(小泉進次郎並感)
《平地/Plains》の項でも触れましたが、ビートダウンが2マナクリーチャーでキープしているであろう状態だと撃たなくても「即負け」にはならなそうなのでクリーチャーを指定する的な意味だと危険度は1段階落ちます。直接リソース攻めに遭う《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》が危険で、後手ということもあり土地が落ちると負けそうです。

もう一つは《納墓/Entomb》構え。例外にしてはあまりにも死刑宣告過ぎるパターンですが、この時点で既に指定すべきリアニスペルがn択状態じゃんけん(《再活性/Reanimate》《死体発掘/Exhume》でも2択です)になってしまうため、顔バレでリアニメイトだと分かっている人以外にはあまりやらない方がいいかもしれません。俺にはやるなよ絶対だぞ。

《ゾンビの横行/Zombie Infestation》はゲームの分水嶺になりうる危険なカードではありますが、デッキによっては意に介さない場合もあるので懐事情と相談です。


・《山/Mountain》

→1ターン後にプレイされるであろうスペルを予想する。手札に溜まるカードは他の色に比べると少ない。後手1ターン目《陰謀団式療法/Cabal Therapy》は《稲妻/Lightning Bolt》か《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》の2択。

相手が先手1ターン目をパスしているので、《ジャッカルの仔/Jackal Pup》《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》《モグの狂信者/Mogg Fanatic》《呪われた巻物/Cursed Scroll》《ゴブリンの従僕/Goblin Lackey》は無さそうです。そのため
・バーンが火力呪文でキープしている(指定《稲妻/Lightning Bolt》)
・ゴブリンが2マナ以上のゴブリンでキープしている(指定《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》)
後手1ターン目に《山/Mountain》だけを見てからプレイするならリターンの高い選択肢を潰したいのでほぼこの2択、この他は深読みになりがち。
赤茶単も最近見かけなくなりましたね。

少し後のターンの話。
バーンは3ターン目に《ボール・ライトニング/Ball Lightning》を走らせるのがかなりリターンが高いため、2ターン目《陰謀団式療法/Cabal Therapy》の場合は《ボール・ライトニング/Ball Lightning》がおすすめです。
それよりも後に撃つ場合、相手は《火炎破/Fireblast》を撃つタイミング(=土地を今すぐに失くしてもいいか)を見て温存している可能性が高いので、通ったら《火炎破/Fireblast》を指定すると結構当たります。


・《森/Forest》

→ほぼ《適者生存/Survival of the Fittest》。次点《ドルイドの誓い/Oath of Druids》《根の壁/Wall of Roots》《野生の雑種犬/Wild Mongrel》のどれか。

《森/Forest》を置いてエンド、つまり《極楽鳥/Birds of Paradise》《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》《Fyndhorn Elves》のどれも持っていない状態でキープしています。
1ターン目に《森/Forest》のみ置いてパスするデッキがキープしうる手札だと《適者生存/Survival of the Fittest》が良さそうです。
《適者生存/Survival of the Fittest》はその手のデッキでは最も強いキープ理由になります。恐らく《適者生存/Survival of the Fittest》と捨てるクリーチャーでキープしているでしょう。デッキにもよると思いますが、この手札で《適者生存/Survival of the Fittest》が落ちるともう1枚引かれない限りは勝ちそうな気がします。
《ドルイドの誓い/Oath of Druids》も同様で強いキープ基準になります。ただ先手1ターン目に《森/Forest》から置いてきたということもあり、この場合は《森/Forest》×2のような弱めのマナの初手でキープしているはずです。単色の《ドルイドの誓い/Oath of Druids》デッキは結構レアケースなので、こっちが《ドルイドの誓い/Oath of Druids》で詰みかねない初手なら宣言する、という程度だと思います。
《根の壁/Wall of Roots》はこの中だと当たってもミドルリターンくらいかなとは思うので、例えば「相手が緑単土地破壊だと分かっている状態で1ターン目パスしてたら《根の壁/Wall of Roots》キープじゃね?」みたいなケースでだけ宣言しそう。
《野生の雑種犬/Wild Mongrel》については「相手が青緑マッドネスで微妙に事故っているけどキープしました」的な事例になります。1ターン目何もない場合でも《魔力の乱れ/Force Spike》を匂わせるべく《島/Island》《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》から置きたいはずなので、この場合は《森/Forest》だけの肉ハンドを許容したということ。自分の手札が相手の肉連打きついだろうなという場合は宣言してもいい気がしますが、そういう場合は《適者生存/Survival of the Fittest》でもだいぶきつい手札だと思うので、《適者生存/Survival of the Fittest》よりは強い理由にならないかと思います。


・各種フェッチ


1ターン目置いて切らずにエンドは分かりにくいケースが多いですが、「リスクリターンの関係上その時点で《陰謀団式療法/Cabal Therapy》を撃ってもいい」ケースのみ簡略化して書きます。

《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》→《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》で撃つ
《汚染された三角州/Polluted Delta》→《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》で撃つ
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》→《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》で撃つ
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》→《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》で撃つ
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》→撃たない

すごい!簡単!
「リスクリターンがA>BだったらA1択です」的な感じで、要するに上の奴らはどっちもA。Bについては上記基本土地の項の選択肢の人々で、これらの複合となるとキリがないです。
対抗色のデッキが圧縮目的のみでフェッチを採用しているケースは少なめなので、例えばフェッチを置いた時点で青緑マッドネスなどは選択肢から外れます。
その上で「相手が最速ならこの時点で言わないと死にうるが?」というのが《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver》なんですが、これも手札で対処できそうならこの時点で《陰謀団式療法/Cabal Therapy》する必要はありません。


・ダメージランド各種


これも複合なので各項を見ていただければ。
《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》に関してはこれだけ出されて1ターン目で当てたら凄いと思います。勘検定1級認定。


・他


だいたい置かれるとそれでデッキが分かるので流れに任せましょう。

ミシュラ系だけ選択肢があるので注意。
《フェアリーの集会場/Faerie Conclave》は《行き詰まり/Standstill》がおすすめです。ただし関東だとサイカトグだったりカウンターバーンだったりする場合があります。
《樹上の村/Treetop Village》の場合は《ドルイドの誓い/Oath of Druids》が対処不能なら《ドルイドの誓い/Oath of Druids》で、そうでないなら撃たなくていいです。

・《古えの墳墓/Ancient Tomb》《サプラーツォの岩礁/Saprazzan Skerry》→ティンカー系
・《ヘイヴンウッドの古戦場/Havenwood Battleground》《ヒッコリーの植林地/Hickory Woodlot》→アルーレン
・《鋭き砂岩/Sandstone Needle》《ドワーフ都市の廃墟/Dwarven Ruins》《漆黒の要塞/Ebon Stronghold》《泥炭の沼地/Peat Bog》→ターボジョークル
※《泥炭の沼地/Peat Bog》は黒いストンピィデッキがあったりするのでちょっとだけ注意
・インベイジョンのサクり2マナランド→ターボジョークルorターボバランス
※《古き泉/Ancient Spring》に関しては懐かし構成のサイカトグがありえる
・インベイジョンのタップインデュアルランド→これ取ってるデッキは遅いデッキなので恐らく即死系コンボではない。今は撃たない


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こんな感じでしょうか。

後手1ターン目に撃つのは実際むちゃくちゃ早い、もう顔メタで撃ってるんじゃないかってくらいの早さ。
現実的な話をするとよく大会で見かけるなあって人には先手でも「とりあえずビールで」くらいの感覚で撃ったりはしてます。
俺はあまりビール飲めないです。すんません。

なのでマジで初見の人だけど怪しいな!?って思った時にだけ↑の諸々を思い出していただけると何かの役に立つかもしれません。

指定が当たった際は是非カラオケバー Farseek(@karabar_farseek)に足を運んでみてください。
店主はかなりの古参MTGプレイヤーなので昔話が弾むかも?
当たらなくても行ってあげてね。


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そんなかんじでーす(^o^)

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