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花ハス公園の今。

昨日は福井県南越前町の「花ハス公園」に行きました。
この時季は花が咲いていないので見学客は私たちだけでしたが、シーズンオフならではの発見と学びがありました。

その一つは蓮台と呼ばれる種の個室がところどころに残っていて、その中にハスの種が入っていたことです。種自体は公園の隣りにある温泉の施設でも売っております。(ここの温泉もおすすめです。ついでに入浴しました)

私たちがわざわざこの時季に花ハス公園の蓮沼を見学に行ったのは、他でもありません。参禅堂の南にある池を蓮池にして花を咲かせたいからです。花も実もあるある話じゃないですか{笑

蓮池はおそらく水田を広げて整備したものではないでしょうか。浅く泥沼が広がっており灌漑用の取水口や排水口の仕組み、池の深さ、土壌、管理状況などをつぶさに拝見しました。

排水口(水位調整)

肝心の蓮の生育状況ですが、葉が徐々に大きくなっている最中です。水面に浮かぶ葉の大小や茎や地下茎(蓮根)もさることながら、蓮台を取ったあとの茎(去年のもの)をそのままにしているところがミソかもしれません。

花ハス公園(5/18撮影)

持って帰った種をヤスリで削って水に浸してみました。種の先端を削るという意見やお尻の丸い部分を削るほうが良いとか、どちらが良いかはやってみればわかります。早速実験してみました。論より証拠です。

11個の種をまとめて水に浸したもの(5/19)

今週末にもし発芽しておれば、いきなり池の浅いところに植えたいと思います。水田でも最近では苗床を使わないで種(もみ)を直植えするそうです。効率もよいし、早くから土壌になじませることは有効かもしれません。

なにはともあれ、科学は実験が命。仏教の実践と同じです。遠くで人の気配がしました。よく見ると人ではありません。白い体に黒い羽。あれはまさしくコウノトリ。望遠レンズをもっていれば良かった。

コウノトリ(小さくてよく見えませんが)

ハスの種は本当に堅いですね。(ペンチでつまみながらヤスリで削ったのですがなかなか白い部分が見えてきませんでした)
というわけで、今日は遅い投稿となりました。
参禅堂の建築工事も順調に進んでおります。
屋根工事が完了、外壁下地、開口部完了です。

階段に手摺を設けました(5/18撮影)

今日もご覧頂き有難うございます。
念水庵


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