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速度グラフと値グラフはどっちが良いのか問題【After Effects tips】

こんにちは、映像クリエイターのサンゼです!


今回はAftereffectsを使ってる方なら語り草になっている
「速度グラフ」と「値グラフ」の使い分けについてまとめてみました。

結論から言うと、ビギナーの方は速度グラフから練習した方が感覚的に分かりやすいのでオススメです。グラフエディターの慣れてきたら値グラフも使っていきましょう。


そもそも「速度グラフ」と「値グラフ」って何?


アニメーションに強弱をつけるための、グラフエディターという機能の表示形式の違いです。


グラフエディターとはアニメーションの数値の変化を、ビジュアルとして分かりやすく確認するための機能です。


「値グラフ」と「速度グラフ」それぞれ数値の変化を値と速度という別の視点で表現したものになります。

値グラフ→数値の変化をグラフにしたもの

速度グラフ→数値の変化の速さをグラフにしたもの

それぞれのグラフのメリット・デメリット
それぞれのグラフのメリット・デメリットをサンゼ的に考えてみました。

各グラフのメリット・デメリットをご紹介します。


■速度グラフ

👍メリット

・キーフレームが2点のアニメーションを単純に加速減速させたいときに便利
・モーションパスをペンツールで扱うことができる
・どの数値でも速度グラフに置き換えて表示されるので
・グラフ自体の見え方があまり変わらない
・グラフの表示が統一されているので、同時に二つのパラメーターを調整するときに便利

👎デメリット

・アニメーションが3点以上になるとグラフが見ずらくなり調整しにくい
・カーブを調整するハンドルは横にしか引っ張れない
・速度グラフ表示がBlenderやC4Dなど他の映像制作ソフトで採用されていないので
・ カーブの調整スキルが活かしにくい


■値グラフ


👍メリット

・キーフレームが複数あるときでも正確にアニメーションカーブをコントロールできる
・カーブを調整するハンドルが様々な方向へ調整できる
・他ソフトへ広く浸透している表示方式の為カーブ調整の感覚を他ソフトへも転用しやすい

👎デメリット

・ 位置にアニメーションカーブを使うには次元分割が必要、ワンアクション増えて手間
・次元分割するとモーションパスをペンツールで調整できなくなる。
・動きの軌道を調整したい時はモーションパスを使ったほうが簡単。
・グラフ自体の見た目がコントロールしたい数値によって大きく変わるため
・ビギナーのうちは混乱しやすい
・グラフの表示が正確すぎるあまり統一されていないので、同時に二つのパラメーターを調整するとき不便。


まとめ

たまに「値グラフと速度グラフはどちらが良いか?」という話題になるのですが、ご紹介した様にそれぞれ特徴があるので、以上を踏まえて使い分けをする事が大切ですね。


陸上の長距離走選手が砲丸投げで成果を出せるとは限らないように

グラフも使い分けが大切ということがよくわかりました!


サンゼは今まで基本的に全部「速度グラフ」で作業していました。ただ、明確に使い分けや特徴などを意識しないまま、なんとなく、、、迷ったまま使っていました。今後は使い分けを意識していきたいと思います。自分でもまとめてみて、スッキリしました!


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