見出し画像

第1回せとうちビジネスコンテストを開催

2022年9月25日、第1回目となる「せとうちビジネスコンテスト」を開催しました。


エントリーしていただいた38組の皆様、
最終選考へ進み、プレゼンテーションを行ってくださった10組の皆様、
メンター、審査員の皆様、また当コンテストにご協賛いただきました企業様、後援頂いた皆様、本当にありがとうございました。


また、今回はこのせとうちビジネスコンテスト開催にあたっては
一般社団法人福山青年会議所、一般社団法人ふくやま社中、福山市役所の有志が集まり実行委員会を結成し開催いたしました。

第1回せとうちビジネスコンテスト実行委員会


第1回目ということで至らない点もあったかと思いますが、たくさんの方に支えていただき、無事開催することができました。
本当にありがとうございました。


何故、ビジネスコンテストを開催するのか?

 近年、備後地域の教育現場でも「ビジネス探求」や「起業家教育」が行われ始め、学生の間にも創業の機運が高まりつつあります。しかし、授業内で作成したビジネスプランも「発表の場所が限られている」「学校内だけで、地域や企業と繋りが見えない」という現状があります。
これからの時代に必要な「起業家教育」のアウトプットの場としてビジネスコンテストを開催することにより学生や地域の人が繋がるきっかけを作り、お互い刺激を受けることが出来る環境をつくりたいと考えました。

また、様々な場所で開催されている一般的なビジネスコンテストは一過性のプレゼンイベントとなり地域のイノベーションへと繋がっていないという現状があり地域の課題を解決する自走可能なビジネスアイデアの創出や地域の多様な人材を発掘し、地域でアイデアや人材を育成するスキームを瀬戸内地域で共有していきたいと思います。

その為に「せとうちビジネスコンテスト」では受賞チームのビジネスアイデアを応援したい企業やベンチャーキャピタル、不動産オーナー、金融機関等とのビジネスマッチングの機会としても活用し、事業実現へのサポート体制も用意します。

第1回せとうちビジネスコンテストポスター

学生においては当コンテストに出場することで参加者が学生時代に力を注いだこととしてアピールできるようなコンテストにします。
「せとうちビジネスコンテスト」が様々な地域の方が街の課題を「自分ゴト」として考えるきっかけとなり、自らのビジネスアイデアで「まちをよくしたい」という意識を育み、チャレンジしたいと思える機会の提供の場とします。
瀬戸内地域全体で創業の機運を高め新しいビジネスアイデアを通じて人と地域・企業・行政機関が連携し、瀬戸内エリアから地域を牽引する事業を創出しイノベーションを起こすことを目的とします。

ビジネスコンテスト開催までの道のり

ビジネスコンテストを開催するといっても様々なイベントは開催したことはあってもビジネスコンテストを開催することは初めてのメンバーばかりで、開催までに何度も何度も議論して方向性がブレないように、一つ一つみんなで積み重ねてきました。

貝原実行委員長(このようなスライドも実行委員メンバー横山さんが自ら作成してくれました)

0からのスタートで何をやったらいいかを指示待ちしている人はいません。それぞれのメンバーが次のことを考え自分たちで主体的に作り上げてきました。

審査基準や賞金をどうするかなど実行委員メンバーで一つ一つ丁寧に決めていきました


実行委員メンバーはみんな別に仕事があるなかで自分の時間を使って準備を行ってきました。ただ誰一人「忙しいから無理」「出来ない」なんて言う人はいませんでした。「どうやったら出来るか」をそれぞれが常に考えて実行していきました。


私が今まで体験したいくつかの新規事業の立ち上げの際の雰囲気とすごく似ていてはたから見たら大変かもしれませんが毎日がワクワクですごく楽しかったです。

せとうちビジネスコンテストのMTGはみんないつも笑顔です


今回は第1回目ということで方向性が決まったあとも、資金がなければ実行することが出来ません。

今回のコンテストの開催にあたり、補助金などは一切使っていないので会場費やステージの看板費用、ホームページ制作代、チラシ制作代、審査員の交通費などなどかかる費用は明確になっていく中で、どうやってその資金を集めていくのか・・・も課題の一つでした。

1回形になると次からはイメージしやすいものも、今回は第1回目、協賛をお願いするのも私たちの想いを伝えるしかありません。

公機関や銀行などに後援を頂く為の資料作成、企業様へ協賛していただく為の資料作成などどうやったら私たちの想いが伝わるかを考えながら、見ていただく方によって伝わる言葉選びを心がけました。
なかなかお会いできない東京の企業様にはZOOMでお話をさせていただいたり・・・とても緊張しましたが私にとってもいい経験となりました。

お陰でこの度は、東京からベイシス株式会社様、株式会社ドリーム・アーツ様をはじめ、たくさんの企業様にご協賛いただき開催することができました。本当にありがとうございました。

たくさんの方にご協力いただき開催することができました。

また、この度はエントリー38組から最終選考に選ばれた10チームには発表までの約2週間、メンターが2名ついてプランのブラッシュアップを行っていただきました。
大変お忙しい方々にも関わらず、よりよいプランになるようにと貴重な時間を使って出場者をしっかりフォローしてくださいました。
今回は広島以外からのエントリーもありましたが、多くが初めてビジネスコンテストに参加される方だったのでメンターの方のお陰で安心される部分もたくさんあったかと思います。メンターの皆様、本当にありがとうございました。

また、今回は豪華な審査員の方々にもお越しいただきました。

審査員の方も今回はこのコンテストの為にわざわざ東京から足を運んで頂いた方がほとんどでした。第1回目のコンテストで今後の方向性を決めていただくのにふさわしい審査員の皆様にお集まりいただけたことに本当に感謝しています。
当日発表が終わったあとも、審査員の方へアドバイスを求めて積極的に話しかけたりしている出場者の様子をみてこの備後地域にもこれから少しずつ変わっていくような気がして嬉しくなりました。

審査員&協賛企業の皆様とビジコン終了後反省会

今回は、全てのスケジュールが終了後、協賛企業様と審査員の方と反省会を行いました。

正直、ドキドキでした・・・。

でも皆さんから
「本当にいい会だった!おつかれさま!」と言っていただけて涙が溢れそうになりました。

ビジネスプランのレベルをもっと上げていきたいとか、観客をもっと増やしたいとか、もう少しマスコミを呼ぶようにしたら・・・とか反省点ももちろんありますが、

「一石を投じたことに意味がある。
 それはどこに投げればいいかわかって投げている」

と言って頂いて本当に嬉しかったです。

ほんとわかってもらいたい方にわかってもらえるって本当に私は幸せです。

9年間この福山で起業支援を行ってきて感じたのは、目立つ起業家だけを刈り取っていくのではなく高校生大学生の学生から創業の機運を高めてこの福山でも創業の土壌を作っていきたい。

2019年から毎年「U24高校生大学生創業体験プログラムSta-sh」をやってきたからこそ見えてきた次の課題に向けて一石を投じることが出来たのかなって思うと嬉しくなりました。

またこの何年かで福山は学生だけじゃなく自分たちで街を創っていくという雰囲気に変わってきていて色々な人たちが挑戦する街になってきている。

同じ想いの人が有志で集まり、この度「小さくてもまずはやってみよう!」をみんなの力で形にしたことでその動きが少しでも加速して、第2回に向けて私も頑張りたい!っていう人がこの瀬戸内地域から増えてくれたらすごく嬉しいです。

第1回せとうちビジネスコンテスト最終選考出場チーム

プレゼンの順番


①Care la Care:コミュニティ創造 事業

②enDress:enDress(審査員特別賞)

③TouR:観光コンサルティング事業「TouR」

④イクトコ:イクトコ(育と子・行くとこ)

⑤エシカルツーリズム推進協議会:廃棄漁網アップサイクルプロジェクト

⑥Junior Consumption Activity:わくわくレンジャー☆*。

⑦SEWN:cHear

⑧株式会社kakeruX:ビジョン型就活

⑨Dシナジー:DX化アウトソーシング事業(優秀賞)

⑩REBORN:REBORN SAUNA (最優秀賞)

司会には福山大学2年 上野りりこさんが大抜擢されました。
練習に練習を重ね本番を迎えました。彼女にとっても素晴らしい挑戦でした。
当日は一般社団法人福山青年会議所のメンバーの有志の皆さんが手伝いに来てくださいました
カメラマンはソフトバンクの横山さんが有志で引き受けてくださいました!
貝原実行委員長挨拶(彼のパワーがなかったら今回は実現できなかった)









「ソーシャルビジネス」ということで「地域がよくなって欲しい!」「困っている人を助けたい!」「自分のつらい経験を他の人にはしてもらいたくない」という想いから出来たプランが多く本当に素晴らしい内容でした。




審査員 株式会社ドリーム・アーツ 山本社長


ベイシス株式会社 吉村社長



審査員控室では白熱した議論が行われました


審査発表は一般社団法人リディラバ 安部代表にしていただきました


最優秀賞チーム REBORN
優秀賞チーム Dシナジー


審査員特別賞チーム enDress


最優秀賞・優秀賞・審査員特別賞という3つの賞を決めさせては頂きましたがもちろんこれが全てではありません。是非、仲間と共に皆さんの素晴らしいプランを実現できるように頑張ってください。
私たち実行委員会でお手伝いさせて頂けるようなことがあればお声掛けください。

出場者の皆様も長時間に渡り、本当にお疲れ様でした。

「U24高校生大学生創業体験プログラムSta-sh」

今回のせとうちビジネスコンテストの10チーム中
5チームが高校生・大学生チーム
1チームは社会人+大学生チーム
4チームが社会人チームでした。

そのうち「U24高校生大学生創業体験プログラムSta-sh」に過去に参加したことのあるチームが5チームも!!(高校生5人・大学生7人)
創業体験で基礎を学んだ学生さんの成長率はすごい。

「U24高校生大学生創業体験プログラムSta-sh」もこの4年で参加してくれた学生が130名を超えました。Sta-shに参加してくれた学生が社会人になって運営に関わってくれたり、ビジコンに参加したり、、、色々と新しい動きが出てきました。

一番最初にも書きましたが、Sta-shだけでなく近年、備後地域の教育現場でも「ビジネス探求」や「起業家教育」が行われ始め、学生の間にも創業の機運が高まりつつあります。

来月発足するSta-sh05の実行委員会でもSta-sh05のプログラム内容も少しブラッシュアップしてこれからの時代に必要な「起業家教育」のアウトプットの場としてビジネスコンテストを開催することにより学生や地域の人が繋がるきっかけを作り、お互い刺激を受けることが出来るように第2回のせとうちビジネスコンテストに向けての準備もおこなっていきたいと思います。

また第2回せとうちビジネスコンテストも今改善点などをまとめているところなので次回のMTGで方向性を決めてもう来年度に向けて準備を始めていこうと思います。

今回も東京・京都・兵庫などからもエントリーいただきましたが、第2回は更に広く特に瀬戸内地域の皆様からエントリーしていただける会になるように準備していきます。引き続きどうぞよろしくおねがいいたします。


【主催団体】

せとうちビジネスコンテスト実行委員会

【共  催】

一般社団法人福山青年会議所 / 一般社団法人ふくやま社中 / 福山市

【特別協力】

広島県 / ソフトバンク株式会社

【後  援】

EO Setouchi、福山商工会議所、広島銀行、日本政策金融公庫福山支店、商工組合中央金庫福山支店、福山ビジネスサポートセンターFuku-Biz、尾道市、三原市、府中市、三次市、備後圏域連携協議会


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?