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【488球目】ISO9001

先日、三陽工業の子会社の太田工業所にてISO9001の認定審査が終了しました。問題なく取得できる運びとなり嬉しい限りです。今日はそんなISO9001のお話です。


ISOとは

ISOは大きく2つに分けてモノの規格マネジメントシステムの規格に分けられます。モノの規格は非常口やねじ、カードなどがそれになります。それらの規格は統一されており、ISO7001では非常口はこの様な規格が定められています。

見たことありますよね(#^.^#)

マネジメントシステムにおいては品質や環境、情報セキュリティが有名ですね。それぞれISO9001、ISO14001、ISO27001と呼ばれています。三陽工業においてもこのISO9001を取得しています。よく勘違いされるのですが、ISO9001=品質についてのマネジメントシステムですから、品質不良を出すとその規格が取り消されるという疑問を持つ人がいるのですが、そうではなく品質不良=不適合品を出した際にはどういうシステムでそれを把握し、原因を追究し、再発防止のためにどういったマネジメントシステムを回していくのか。という事を求められています。

そんなISO9001を太田工業所にて取得をしました。それが嬉しかったので今日はISOについて書いています。


ISOの思い出①

三陽工業に入社をして数年目のことです。

直感で、川崎重工からISOの認証を求められるかもしれない。そう感じたのです。当時はメーカーの中にそんな流れがありました。ですので、ISO9001を取得する為に情報収集を始めました。色んなコンサルや認証機関があるんです。そして、ある1つの会社と出会います。この会社ととても相性が良かった。そして、正式にその会社にお願いをしISO9001の認証に向けて進みだしました。認証範囲は森友工場と本社です。ISO9001はその認証範囲を決めることができます。スタートした瞬間です。川崎重工ではなく三菱重工から、今後ISO9001の認証がないと発注できなくなる可能性がある。そんなお話を頂きました。急遽、森友工場に加えて高砂事業所も適用範囲にしました。凄いタイミングでしたね。準備していて良かったと強く想いました。


ISOの思い出②

ISO9001を認証取得して数年、高砂事業所に定期監査が入る前日のことです。

ISO9001では様々な資料が必要になります。そして、日々の生産活動の中で積みあがっていく資料と、別に作成する資料があります。その当時、とてつもなく忙しい状態でした。どれくらい忙しいかと言うと、私が現場で作業するくらい忙しい状況です。手が空いたら高砂事業所で、22:00、23:00まで作業をしていました。その職場は2交替でしたから、やろうと思えば徹夜でもOKです。そして、私が現場で作業をしていると、他の職場から応援してくれる人と、研磨以外はやりたくないと言って定時で帰っていく人とwwwwww良い思い出です(#^.^#)

そんな状況なので、前日、さすがに準備をと思って18:00くらいから準備を始めました。計画的にやらないといけないなと痛感しましたね。当時は、全て自分でやっていたので、自分でやるしかありません。とても良い思い出です。そんな三陽工業のISO9001も現在では、トップマネジメントインタビューを受けることと、いくつかの資料に押印することくらいです。全部やってくれています。ありがたい話です。


太田工業所での認証取得

やったからよく分かります。

初めての認証取得はとても不安です。大変です。コンサルなしでやる企業もありますが、最短で最低限の工数でやるなら良いコンサルを導入すべきです。太田工業所のポジショニングする車両業界ではISO9001の取得を求められることが多いです。1つ武器を得ました。それ以上にそこに携わった人達のレベルアップは会社全体にとっての大きな武器です。最近気になっているのが、ISO30414(人的資本に関する情報開示のガイドライン)です。人的資本経営は、HR事業を行う三陽工業においては当たり前のことです。未来に向けて人に対しての投資は惜しみません。ISO30414いつ取得をしようか。1つの武器になる得るでしょう。いま、考えている所です。

久しぶりにISO9001について振り返ってみました。面白かったですね。そんな面白さを1人でも多くの人に味わって欲しい。そんな想いも持っています。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!