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【10球目】三陽工業のWHY

三陽工業はどういう会社?

少し整理をしてみます。

三陽工業のWHY
製造派遣業、中小零細製造業で一生懸命に働く人たちが報われる世界を創る

経営理念
ニッポンのモノづくりに私たちの力を

ビジョン

日本の製造現場を元気にする

三陽工業はどういう会社ですか??
と聞かれると、上記の様な答えになります。

三陽工業は元々、川崎重工の専属下請けの様な会社でした。
リーマンショックを経て覚醒をしました。
その覚醒後に、

何かに気付いてまずやってみる

やったことがないことをやってみよう。


そういう行動を取り続けてきました。

その行動を取り続けていると、製造派遣業界に違和感を感じました。
いや、元々感じていたものが、より強烈に感じるようになりました。

その違和感を払拭して、
頑張っている人が報われる世界を創りたい。
そしてできたのが、生産推進グループ。

その生産推進グループは、元々リーダーを育成するという想いからスタートしたものが変化、進化していき、今ではとても幅広い考えを持って仕事ができる場所になっています。

この生産推進グループ。
三陽工業の最大の強みです。
この強みをさらに進化させていきながら、私たちの存在意義である世界を創ります。

ものづくり×HR

日本の製造現場を元気にする会社を目指す三陽工業は、製造業製造派遣業をやっています。

この2つの事業は、あくまでも手段。
目的は、日本の製造現場を元気にすることです。
そして、日本の製造現場を元気にするためには、

そこで働く人たちが元気になる
そこで働く人たちの人生が豊かになる必要がある
と考えています。

製造派遣業は、一般的な製造派遣と違います。
当社ではHR事業と呼んでいます。

HR=人を単なる労働力として捉えず会社が持つ資源であるという考えに基づいた考え方であり、経営資源である『ヒト・モノ・カネ』のヒトにフォーカスをした考え方のことです。

三陽工業がやっている製造業においても、研磨を中心としたものづくり事業ですので、ここについてもヒトが中心になってきます。

数千万円の機械がある部門もありますが、それでも中心はヒト。
会社の全ての部門において中心になっているのはヒトです。

なぜなぜ

製造派遣業、中小零細製造業で一生懸命に働く人たちが報われる世界を創るこれが三陽工業のWHYです。

では、なぜこの想いを持つことになったのか。
少しお話ししていきます。

三陽工業に入社した当時、売上高はだいたい約12億程度でした。
それくらいの小さな規模に後継者として入った訳ですから、当然何でもやっていました。
工場の調達部門で新規部品の話をした後、製造部門で人の話をする。
新規営業に行った後に、会社に戻り総務の仕事をやっていく。

そんな状況で仕事をしていました。

当時から、製造業と製造派遣業は両方やっていました。
製造業の脳を使った次の瞬間、製造派遣業の脳を使う、切り替わる感じで仕事をやっていたのです。

そうすると、すごい違和感があるんです。

製造派遣業において、早期に退職する人や、入社当日に来ない人がたくさんいました。そんな人って非常識だ!というのは簡単なんですが、実はこれには理由があるのです。

8球目で書きました負のスパイラル。

信頼されていませんから、そうなることも必然です。
私たちは、そこから変えようとしました。

相手を信頼すること

ちょっとしたことかもしれませんが、これがなかなか難しい。
今では当たり前になりましたが、当時は本当に苦労しました。

でも、そこで働く人たちの人生を豊かにしたい
そう本気で思うと、当たり前のことです。

でも、製造業の中では当たり前の話です。
製造業での当たり前が当然ですが、社内にはたくさんあります。

製造業を行っていますから。
そして、その隣でHR事業(製造派遣業)をやっています。

製造派遣事業に、お隣の部署の製造業から常識を引っ越しさせてみました。そうしてできたのが三陽工業のHR事業です。

まだまだ全体で1400名ほどと規模は大きくありません。
しかし、確実に働いている社員やお客様にその価値は届いてきています。

あるお客様との話です。
その工場は、新規のお客様でした。
私が新規営業に行かせて頂き、生産推進グループのことを語ります。

【私】
三陽工業は日本の製造現場を元気にする会社で・・・・
三陽工業の最大の強みは生産推進グループで・・・・
生産推進グループの動きの具体例として・・・・・

話し終わると、言われます。

【お客様】
社長、それって理想論ですよね?
営業で理想を話されることって結構あるんだけど、
だいたい裏切られるんですよ。

THE 負のスパイラルです。

【私】
ですよね。
一度目の前で、生産推進グループの働いている所を見てください。
実際に見て頂くのが、一番早いと思いますから。

取引開始後3か月。

【お客様】
社長! 他社と全然違いますね。
もっともっと三陽工業さんの人を増やしたいんだけど、どうすればいい?

何度もこういう会話を繰り返しました。

もちろん、まだまだ100%ではありませんし、お客様によっては、その熱量も異なります。

目の前でいきなり理想論を語る社長が現れる。
「実際に見てくれ」と自信満々に言ってくる。
でも、今まで何回も派遣会社の営業には裏切られている。

理想だよね?には、ちょっとした皮肉も入っていると思います。

でも、そういう方の方がファンになってくれやすいです。
ギャップを感じてくれますから。

お客様ではありますが、製造派遣業界で非常識なことをやっている私たちの価値を感じて認めて頂けているお客様は、勝手に仲間と呼んでいます。

働く人も仲間ですが、お客様も仲間です。

何の仲間なのか?

日本の製造現場を元気にする為の仲間です。

今日はこの辺で。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!