統合と分離　🔁

普段の私は分離されている
理性と本能と
理性的な私は、同時に本来の汚らしさを
一切出さないために
人に関心を向ける
私に関心がいかないように
あるいは持ち前の社交性で
その場をやり過ごす

本当の私はわがまま過ぎて手に負えない
いくつかの猟奇的な事件の当事者の事を
ある種実行できる潔ささえ感じてしまう

エゴをどこまで出すかどうか
それは本当に難しい課題だ

若かりし時
一回り上、7つくらい歳下の男性を揺さぶってしまった
若いから、という理由もあったのかもしれないが、理性よりも本能的で、今より私自身が私をコントロールできなかった

剥き出しの欲求
相手を取り込む気満々の欲求
喜怒哀楽全てをぶち撒けて
相手にそれが私の愛の本質なのだと
頭も身体もその時間全てを投入する

女郎蜘蛛のように
アナコンダのように

相手の世界観などガン無視して
わたしは相手の世界に入り込み
緩やかに崩していく

気の向くまでやると
それらは彼らの人生や意思を変えてしまう
危うさがあることを知った

それでもいいならお好きにどうぞ
あの頃より、私は自分で社会的に
逸脱しないよう
ロックをかけた
いくつもかけた

ただし
ロックをかけたからといって
そんなのものは、相手が外しにかかる、あるいは黒い私は容易に解除される

剥き出しの表現にこそ
その人の魅力が詰まっている
ネット上には一切転がっていない
唯一無二の純度の高いその人の愛情表現が詰まっている

それを味わいたいからこそ
事が済むとまた私はいくつものロックをかけ
社交的で明るい私に戻る

人には関心がある
でもその人達は、私にそこまでの関心は寄せないだろう
なぜならば、それは見せかけの関心にしか過ぎないから

ピュアで、真っ黒い欲求がある人にしか興味がない

ただそれは社会的には不適切だ

今日も脳内で私の理性と本能のが統合されては分離していく