国の財政に、興味を持つきっかけをもらった。

20歳以降、成人として生きてきた15年間を、
根底からダメ出しされた気がする・・・

「日本の歳入と歳出、いくらか知っていますか?
 どう使われているか知っていますか?
 え?知らない? 知らずに選挙行ってるんですか?」


たたみかけられる質問。いっっこも答えられへんかった。

いかにも大学教授な紳士的な先生は、ソフトな語り口だけど、ばっさばっさ斬られた。

今日は夜間大学「財務」の授業。
てっきり会社の財務かと思ったら、第一回の今日は日本の財務からだった。

一番印象的だったのはこれ。

 「予算が足りないのなら、まずは増税の議論をすべき。
 そうすれば、国民はその支出が本当に増税に値するのかを真剣に考える。
 それを国債で補填すると、その議論がなく国民は意識をしなくなる。」


まさに税金は自分のお給料から払われているはずなのに、どうにも実感が持てず、どうこうできるものじゃないと思っていた。それに一喜一憂しても、取られるものは取られるし、そこに頭をつかうのは無駄だと思っていた。

というか、何からどう考えていいのかわからなくて、放置してた。
今回こうやって意識を向けるきっかけをもらったから、もうちょっとまともな大人になろうと思う。

<その他の備忘>
・日本の予算=約1000兆円
・歳出のうち約33兆円が社会保障。
・毎年約34兆円が足りておらず、国債発行。
・これを全部消費税で補填するなら25%必要
 (北欧・ドイツ・フランスはこの水準)
・消費税は1%上げると2兆円の収入になる
・日本は外国からお金を借りていないから、海外からの評価は悪くない
(お父さんがお母さんからお金借りてる、みたいな内輪の話)


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