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70's Rockアルバム 801LIVE 1976

私にとって特別なレコードです 長い学生生活の終了とともにたくさんあったレコードはお茶の水のDISKUNIONに何回かに別けて持っていき売却した いくらかでもお金が必要だったのかスピーカーやプレーヤー等々思い出のステレオは質屋へ レコードの中で一番高く売れたのが801で買った金額の倍以上だった だからよく覚えているのでも無いのだが

今でもCDで聴くし名盤だと思う たった3回しかライブはしていない801のこの時のプロジェクトメンバーはギターのフィル・マンザネラ ブライアン・イーノがシンセサイザーとボーカル クワイエット・サンのメンバーだったビル・マコーミックがベース カーヴド・エアーのフランシス・モンクマンがキーボード 当時若干19歳だったサイモン・フィリップスのドラム バンドの名前はイーノのアルバムのなかに出てくるらしい

ビートルズの「トゥモロー・ネヴァー・ノウズ」とキンクスの「ユー・リアリー・ガット・ミー」のカバーが聴いても分かりやすく演奏も録音も上手い もっともマンザネラとイーノのは演奏技術はそれほどでもないから他のメンバーが凄いと言えるかも ジャケットデザインはベースのネックが写っているだけなのたが一度見たら覚えてしまう サイモン・フィリップスは凄いドラミングを披露しビル・マコーミックも強いベースプレイを聴かせる 

彼らの音楽はポップでもキャッチーでもなくブルースやソウルは全く感じさせないセンスで聴かせるサウンド(多少ジャズ) 同じ方向を向いて進むバンド魂のかけらもなくそれぞれの個性がブリティッシュ・プログレッシブロックを作り出している そこそこ売れたアルバムとなってその後いくつか関連したアルバムもリリースされた そのころロクシーがらみのレコードをいくつか買っていたので王道ではないがセンスの良い音楽に巡り合えた クワイエット・サンのアルバムなんか再録音されたりして 雑誌で取り上げられることもほとんどなくジャケットとメンバーで判断して買うしかなかった時代

このバンドの重要なメンバーである才人ビル・マコーミックは政治活動家(議員もした)としても活躍し本もいくつか出版したが健康を害して早く引退したそうです


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