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70’sROCK コンサート ブライアン・フェリー 1977

今から思えば勘違いも甚だしいが、新宿厚生年金会館にブライアン・フェリー風の格好でばっちり決めていったつもりだった。ソロアルバムのジャケット写真にあるようなサングラスかけてね。今でも一番好きなロックバンドはと訊かれると「ロクシー・ミュージック」と答える。高校2年生以来47年間。ロクシーより先にソロでやってきたブライアンのコンサートは夢のような時間だった。写真は夏川翠さんがネットに上げているものを加工して使わせていただいた、たぶん原宿セントラルアパートで開催されたパーティ。ジョン・ウェットンやメル・コリンズに今野雄二さんも写っている涙ものです。ここでパーティをやったのは加藤和彦さんの関係かな。私はセントラルアパートにはよく行っていて思い出深い場所。

2010年東京国際フォーラムで開かれたロクシーのライブに行って「もういいよ、ありがとう」と感じ、昨年来日したブラインのコンサートにも行かなかった。全然お客さんが入っていないひどいコンサートで辛かったから。それはそれで納得した。本題の1977年のコンサート、ブライアン・フェリーはロクシーとソロでアルバムもコンサートも違った音楽をやっていて、ファンにとってはロックンローラー的カッコいいシンプルなコンサートなのです。

来日メンバー ブライアン・フェリー、(ヴォーカル)ポール・トンプソン(ドラムス)、ジョン・ウェットン(ベース)、クリス・スペディング(ギター)、フィル・マンザネラ(ギター)、クリス・マーサー、(サックス)マーティン・ドロヴァー、(トランペット)メル・コリンズ、(サックス)、アン・オデール (キーボード) ポールとフィルはロクシー、ジョンとメルはクリムゾンというすごいメンバーでそれぞれのファンが混ざったようでもありました。

このコンサートの前までクリス・スペディングの事は知らなかった。私の席は中央前よりで良く見えたのだが、めちゃくちゃハンサムな彼のソリッドなフライングVのギター音と服装の黒革がマッチしてコンサート全体を引き締めていた。演奏された曲は最新ソロアルバム「In Your Mind」からとロクシーの数曲。布袋寅泰さんが15歳の時このコンサートに来ていたそうで、その後の彼の音楽に大きな影響を与えたとブログに書いていて、音楽はほとんど聴いたことが無いのだが妙に親近感がわいたことを思い出す。このころ私が観に行ったコンサートは素敵なものが多かったが、やっぱり大好きなロクシー系だったし、最上位に入る。ジョン・ウェットンがどうしても気になり、ロクシーの正式メンバーになってほしかったけど、彼はすぐにU・Kを結成してしまった。フィル・マンザネラはうーん、楽しかったんだろうなあ。

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