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昔の音楽紹介と現在 ラハティ交響楽団

2013年1月27日 BLOG wonderstone SANUKITEより

バーバーのアダージョが好きな人は多く 私もその一人 滅多に生で聴く機会は無いが 出来れば沈み込む抑えた中に心の動きが読めるような演奏が欲しい 曲に対する想いはそれぞれで アダージョは「くつろぐ」事らしい でも思い出に残る使われ方が祈りにも似た 映画プラトーン ジョン・F・ケネディの葬儀 昭和天皇崩御の際NHK交響楽団等々「泣きの音」私が聴くときもそんな感じで・・・最も好きな曲の一つ 日本人にとっては第二次世界大戦後GHQ占領下日本最初のラジオ放送でもあるから

ラハティ交響楽団(上の映像下の映像) シベリウスの達人? フィンランド南部の小さな街ラハティ市(人口約10万人)湖畔に立つシベリウスホール(素敵な木製ホール)に本拠を置くオーケストラ 首席指揮者オスモ・ヴァンスが1988年に就任してから高評価変貌 現在はユッカ・ペッカ・サラステからOkko Kamuが首席指揮者 小さな街の大きなオーケストラ 参考にしたい成功例ではある SACDで聴くシベリウスの1番は静かに凛としてフィンラドの冷たい空気が伝わる 個性 フィンランドは日本にとって比較的なじみが薄い気もする 私はこのオーケストラのCD一枚だけ所有

現在

現実的にはウィーンフィルの表現するBarber Adagioと比較すると辛い部分もあるがそれは置いておいて、もうすぐ今年のラハティ国際シベリウスフェスティバルが開催される。例年とは違う様相なのか想像もつかないが、一度は世界中のシベリウス音楽ファンがラハティに集結するフィンランドの空気の中でその雰囲気を味わってみたい。シベリウスホール(上の写真)はガラス張りの外観とは真逆に内部は地元の木材で作られていて、木のぬくもりを感じさせる1250席という大きくないキャパの名ホールだし。

10万人の都市で一流の交響楽団が維持できるヨーロッパの文化、別にオーケストラが必要とかの話ではなく、サッカーのプロチームでも何か日本人に欠けていて、欲しい部分について考えてしまう。いつもながら。

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