疲れてる時に言われたら…

(はぁ…。)
「ん?どうした?」
(いや、なんでもないよ。)
「なんでもないって顔してないけど?なんかあったのか?」
(いや、本当になんでもないんだ。大したことないし。)
「なんでもない、大したことないばっかり言うってことは、お前疲れてるんだろ。 ちょっとこっちにこい。」
(え?ちょ!)
「いいから、大人しくだきしてられてろ。全くなんでお前はそんなになるまで我慢するかね。」
(別に我慢してない。)
「してるだろ?俺はお前のこと好きだから気づけるけどな。でも、他人にはわかんねぇことじゃん、お前隠すの上手いし。最初の頃は俺もわかんなかったけど…。」
(別に隠してるつもりないよ。)
「ふーん…隠すつもりないか…。 まぁ、無意識なんだろうな。」
(???)
「わかんなくてもいいよ。俺がその分お前を甘やかせばいいだけだし?」
(十分甘やかされてると思うけど?)
「甘やかされてるねぇ、お前は欲がないからな。して欲しいとか話さねぇし。俺には言っていいんだぞ?って言っても、何言ってるんだこいつって顔してるからな。」
(そんな顔してるの?)
「してるぞ?まぁ、今は抱きしめられてろ。頭も撫でてやるから。」
(うん…。)
「お前は溜め込みすぎるんだよ。俺はお前の彼氏でお前は俺の彼女なんだからさ。言いたいことくらい言ってこいよ。それで俺はお前のこと嫌いになんてならねぇから。忘れんなよ。」
(…………。)
「……ん?寝た?抱きしめられて頭撫でられて安心したか。このくらいいつでもいくらでもするんだけどな。俺が強引にしないとまだ難しいか。……さて、ベットに運ぶか。(まぁキスくらいなら許されるよな?)」

(んー。)
「ん、あ、起きた?」
(ん?)
「まだ1時間くらいしかたってないよ。」
(?そうなの?)
「うん、寝ぼけてるな。ほらおいで。」
(うん。)
「ふふ。ほんと寝ぼけてる時は素直だな。そばにいるからゆっくり寝ろよ。(キスしてもいいかな。まぁ可愛いからするけど。)おやすみ。」

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