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廻り花で季節を感じる

今日、稽古場に顔を出したら、花台に色とりどりの瑞々しい花々。
廻り花の稽古をするとのことでした。

空気は暑いけど、なんだか涼しげです。
夏が来ましたね。

そして床の間の掛軸


夏雲奇峰多
かうんきほうおおし

夏の雲は珍しい形の雲、入道雲が多いと言っています。
うーん、何を言っているのだろう、、、
入道雲は山々の峰のように見えるものが多い。
確かにそうですが、、、、

雲の形を心の動きに例えてる感じ⁉︎

なんか比喩的な⁉︎

調べてみると、この句は古く中国で読まれた詩、「四時詩」(しいじし)の一部で、

春水満四澤 春にはそこら中の澤が雪解け水で満たされ
夏雲多奇峰 夏の入道雲は山々の峰の様に湧き
秋月揚明暉 秋は澄んだ夜空に月が輝く
冬嶺秀孤松 冬は一本松だけが嶺にそびえる

と、四季それぞれの情景を一句五言で現しているのだそうです。

あまり深く考えず、シンプルに季節の美しさと向き合う。

「比喩?、、、素直になればいいんだよ」と、肩を軽く叩かれた感じがしました。

頭も暑さに負けてるかな。

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