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2021.7.14 スカイピースさんYouTube 配信に LiveU 600 ぶち込んで NDI活用の巻き

こんにちは。santosです。

先日、GridのTさんからの技術応援要請を受けて、横浜アリーナでのyoutuber スカイピースさんのサプライズ配信企画に裏方参加させて戴きました。

こちら、配信アーカイブですが、冒頭から約90分程度、横浜アリーナの外から中まで自由に動き回る中継カメラのところがワタクシの本番勝負でありましたw
→本番といってもシステム管理してる中の裏方なだけですが
→生中継での長丁場は神経をすり減らしましたわ
→エンドロールに名前単体で入れてくれてて疲れが吹き飛んだw (実名表記だw)
→ワタクシ的にサプライズ受けたわw

LiveU 600 はいわゆるボンディング送信システムのハイエンド版なのですが、こちらのセッティングと管理をしていました。ここで、NDIが密かに大活躍したよって話しであります。

LiveU についての仕組みや仕様などはたくさん他に記事があると思いますので割愛しますが、なかなかセンシティブでデリケートなシステム。設定ひとつ間違うとダダをこねますし、電源の入れる順番やタイミングで信号認識しなくなったり、復帰に時間がかかったりするじゃじゃ馬です。そんなシステムに知らないうちに、NDI出力が搭載されているではありませんか!!

特にマニュアルにも記載がなく、現場でシステム調整している時に「なにこのオプション?」とみてみると、NDI出力できるっぽいじゃないですか!
→初めから教えておいてほしかったところですw

話ちょいと飛びますが、今回初めてお会いしましたが、ものすごく丁寧に挨拶して頂きまして恐縮であります。配信ベースに来られて諸々確認中の絵です。

話飛びました。

LiveU 600 では、遠隔地の送信機から複数LTE回線を通ってLiveU セントラルというクラウドサーバでストリームボンディングされ、そのストリームを受信機側で受けてSDI信号として出力できるというもので、1秒程度の遅延はあるもののほぼリアルタイムでの運用ができるのがポイントなのですが、出力端子は基本的にSDI系統が1個あるだけ。

また、受信機単体では絵音を確認する事はできないため、別のコントロール端末でのサムネイル表示とメーターを見ながら、さらに別にイヤホン端子のあるSDIモニターを用意してSDIディストリビュータなども使って信号も割ってやらないといけないなどなど。。

しかし、今回はコントロール端末のMacで同時にNDI monitorアプリを走らせて絵音モニタリングを行い、youtube配信画面も同時に立ち上げ実配信のモニタリングも行うことができました。よって、受信機SDIからスイッチャーへダイレクトに信号渡しでき、配線経路をシンプルにできたのは大きなメリットでした。

もともとIPで受け取っているわけですから、それをトランスコードしていると考えられ、NDIとの親和性はきっと良いだろうなと予測しました。実際に午前のうちにテストしモニターとしてまずは使ってみる判断をしました。今回はシステムとしては朝から電源投入し、昼にリフレッシュ再起動を行ったあと、昼から夜10時まで、おおむね10時間ほど連続稼働していましたが、安定稼働してくれました。

スイッチャーがもしTricasterであれば、NDIでそのままIP入力して本線利用することも考えられ、夢が広がります。

こんな感じで、日々勉強であります。
小さなNDI話でした。
マイナーなネタですみません。

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