スローリプレイマシン 3Play 3P2 運用の巻き
こんにちは。Santosです。
野球中継などスポーツ中継ではお馴染みのスローモーションリプレイ演出。ハイライトを即時リプレイすると番組がより盛り上がりますよね。
言い方としては、インスタントリプレイやビデオリプレイなど様々。単純にリプレイするだけの用途もあれば、リプレイ時の決定的瞬間に合わせてTバー操作で速度変化もつけてスローモーション出しをする場合もありますね。
テレビ中継規模ともなれば専用システムなEVSが使われますが、ネット中継規模のスポーツ中継、それ以外の番組でも即時リプレイやハイライト映像振り返り演出を行いたいというニーズは年々増していると感じます。
そこでよく使われるのがこちら、NEWTEK社のスローリプレイ機 3Play シリーズです。
こちらの機材、4ソース分のISOレコーディングを常に継続しながら任意のシーンを切り出して、リアルタイムでスローモーションリプレイができます。プレイリストを使えば簡易編集ができハイライト振り返りも出来てしまいます。
写真にもあるようにTバーがあり、スローモーション再生速度をマニュアル操作で可変しながら再生できます。旧機種では1080-30Pまたは60iまでだったレコーディングが最新機種では60Pに対応することで、これまでよりもインスタントスローモーションリプレイとしてスロモ補完がよりスムースになり、品質が向上していました。
EVSを導入するには多額のコスト負担がかかってしまいますが、3Playであればそれに比べると運用負担は半分ほどで済む印象です。
ただし、リプレイ専用機ではあるので、オペレーションUIもスポーツ中継クラスの柔軟で高速な操作に耐えれる専用設計になっているため、借りてすぐ使えるかと言われれば、それは難しいでしょう。
スイッチャーとリプレイのオペレーターを分けて2名体制運用することが前提ではあるので、その点は注意が必要です。
最新機の3P2ではNDIインプットも出来る様になり(もちろんNDIアウトプットも)、柔軟なシステム設計ができるようになっていること、またNDIソースであれば4Kインプットからの4Kリプレイにも対応した事が大きな進化でした。
本格的なスローモーションリプレイで威力を発揮する3Play、レンタル会社もそこそこありますので、ご検討してみてはいかがでしょうか。