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Tricaster Mini X とは何ぞや?

みなさま、お久しぶりです。久々の記事となります。

ディスコンになった模様のTricaster Mini R2 シリーズ

先日調べ物をしておりましたら、Tricaster Mini R2 シリーズが実質的に 2022年10月で販売終了になったようでして、、、これが個人的には結構ショックでありました。その後継機が Tricaster Mini X とのことでして、すでに販売開始されているようなので、ちょっと私感を残しておこうかと思った次第です。

ASK社サイトから引用。Tricaster Mini X のバナー表示。

さて、Tricaster Mini X ですが、これまでのTricaster Mini R2 のシステムよりも世代的に1つ新しいシステム、すなわちTricaster TC1や460 Plus などと同じ系統のシステムになっていることが最も大きな進化のように見えます。

Tricaster Mini R2 はプロジェクト作成において、1080-30P、1080i までの動作フォーマットだったものが、1080-60Pで動作するというのは非常に大きなファクターです。

また、MEにおいては、TC1などと同じようにリエントリーが可能になったことで、より柔軟な絵作りができるようになった模様です。

Tricaster Mini X のバックパネル。HDMI入力端子が4つ装備された。

すでに販売されているTricaster Mini 4K という4Kフォーマットにも対応したMiniの筐体と同じパッケージングになっているものと思われ、Input端子の部分がMini 4KではNDI-LANポートになっているのが、Mini X ではHDMIになっているという仕様のようです。

ここで気をつけなければならない点は、Outputについて。こちら、NDI-Outのみになっている模様ですので、もしベースバンドで出力をおこなうためには、NDI to HDMI またはNDI to SDI などのコンバーターが必須となることです。
また、Inputについては4K信号を受けれるようですが、プロジェクトそのものはHD60Pまでのようですので、もしプロジェクトとして4K対応するにはMini 4K を選択する必要があります。

バックパネルを見ると、LANポートが2つ、オンボードのものが見てとれますが、どちらも 1Gポートになるため、NDIソースのやりとりにはバンド幅に注意して組み上げることが必須となるかと思われますね。

より高度なプロジェクト運用ができる反面、NDI-OUTにはちょっと気を使うかもしれないTricaster Mini X。今後どのように広がっていくのか、注意深く観察したいと思います。


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