木曽での数日を終えて
今回は3日間にぎゅうっと詰めて終えてきました。4日間になる予定でしたが、木曽のお母さんがご協力くださったこともあって、3日間で戻りました。いつも、本当にたくさんたくさんお世話になってしまっていて、感謝しかありません。
大体月に一度の木曽への出張は、往復夜中を使います。
いろんな意味で効率がよいので、専らそうしていて、大体帰り足は休憩をまめにとるので、朝の渋滞にぶつかってしまう。
この渋滞のときに眠くならないように、途中のパーキングエリア、サービスエリアで休憩するようにしています。休憩しているから時間が延びて渋滞にはまるとも言えますが…
今朝もいつもどおり渋滞にぶつかり、これもいつもどおり。特にどうということもなく、ただゆっくりと進むということです。
木曽の春は、関東の春よりも少し遅いのですが、それでも今回はお花も一気に開いてしまって、なんだかおかしいね、と話してまいりました。木曽の春の開花はとても美しいのです。木曽だけではないでしょうけれど、開花するのが遅いからなのか、花々がそれぞれ打合せをしたかのように、次はこれが開花、と言った具合に一種類一種類順番に開花していきます。
でも、今年は殆ど一気に開花してしまって、楽しみも一度きりのようなもので…
その分、たくさんの種類のお花が咲くところを拝見できるのだから、それはそれで幸せかもしれませんね。
そしてこの時期楽しみなのは、山菜です。山菜も、段階を踏んでその時が来たら顔を出してくれます。今は、蕗の薹が殆ど終わって花を咲かせてしまい、そうなると後の楽しみは蕗です。キャラブキにしたり、いろいろといただくことができます。
蕗の薹がそうであっても、他にもいろいろあります。ニンジンパだったり、おこぎだったり、ヨモギ、ピーピーなど、どれもとても美味しいです。ご存じない方は、雑草を食べていると思われるかもしれませんが、そうではありあません。
…そうではないとも言えないのかしら…
でも、雑草などという植物はないのだから、やはりありがたくいただくことは忘れたくないですね。
ヨモギを採るのにお母さんにお世話になり、また別のお母さんにはオコギ(ウコギとも言うようです)を採っていただいたのですが、これにはもうびっくりでした。量も去ることながら、かなり丁寧に採ってくださっておりました。本当は私も山菜を延々と採っていたのですが、何しろ時間がなく、言い訳と言われてしまいそうですが、実際に分刻み、行もやっとのことできる状態なので山菜まで配分できず…でも、次回はそのための配分をしようかな。
兎にも角にも、またまた感謝しかありません。
戻ると、この山菜の下処理を手早く済ませないといけません。その手間はあるにしても大したことはないですし、その恩恵の方がとてもありがたいことだと思います。
エネルギーも素晴らしいですが、だからということもあるのでしょう、そういった山菜やキノコなどが自然の中にたくさん生きています。
春は山菜、秋はキノコ。
蕗の薹からはじまり、シュウデで大体終わる。(蕨は案外遅くまでいただけます)
チチタケから始まり、カヤシメジで大体終わる。
これが、木曽の四季です。その間に、春は朴葉巻き、秋は栗子餅があったり、晩秋、もう関東で言えば冬と同じぐらいの気温になってくると「スンキ」の季節になる。四季折々の風物詩が奏でられます。
さて、そんな御山を背にし、また平地に戻ったので、切り替えです。
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