ワンピース考察②青鱗病
🔹青鱗病の初登場
ジュエリー・ボニーが青鱗病になったという話が出てきました。
この青鱗病というのはボニーの母のジニーがマリージョアでもらってきた病気です。
(マリージョア(Mary Geoise)は、「結婚の喜び」marry joie, joyと語感が似てますが、妻を強制的に略奪してくる天竜人に対する皮肉になっているのがわかりますね)
(ちなみにボニーは、鬼滅の刃の梅子(堕姫)の命名の構図と同じなのが気になりますね)
マリージョアでもらって、母子感染するということは、ボニーの父もしくは他の天竜人からもらったのでしょう。
そして、作中では医者でも聞いたことのない病気として描かれているのでこれは天竜人特有の病気だと思われます。
しかも鱗というのは竜をイメージさせますからね。
ここで、新しい病気が出てくるということは、青鱗病はかなり大事なのでしょう。
🔹青鱗病が意味するところ
青鱗病は、日光や月光を浴びると皮膚が青い石のように固まる病気です。
主人公のルフィは太陽神ニカなので、これが天竜人特有の病気だとすると、青鱗病を介して太陽と天竜人の対立構造が生まれます。
また、青鱗病は皮膚にはっきりと症状が出る病気で、現実世界でも皮膚の見た目は歴史的に差別の温床となってきました。
したがって、天竜人がこの病気を理由に他の人に差別を受けてきた可能性すら出てきます。天竜人が人をゴミ扱いするのは、この病気によって差別を受けてきたという歴史があるからではないかという想像を働かせることができます。
天竜人の装備も日光を避ける理由である可能性があるでしょう。
また、青鱗病が日光を理由に発症するということは、麦わら帽子はこれを防ぐ役割を持ちます。作品の象徴である麦わら帽子も関係してきそうです。
マリージョアの秘宝と思われる大きな麦わら帽子もかなり青鱗病との密接な関係を感じざるを得ません。
また、天竜人が魚人を差別するのも、青鱗病が関係してきそうです。青鱗病が魚人から天竜人にもたらされたという偏見があったのかもしれません。
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