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#77 Santhoshaがご紹介したいヨガ

アジアはどうしても仏教の影響を受けているので、その先入観や価値観をベースにヨガを解釈しがちです。私がヨガを勉強する上で迷子になっていたのは、ヨガを理解する時の大前提が大きくずれていたから。皆さんも同じ悩みをお持ちかどうかはわかりませんが、リシケシにいらっしゃる方もいらっしゃるので、私がいつも携帯にメモしている備忘録をご紹介しますね。ご参考までに。

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カルマと仏教の業や徳とは全くの別の考え方で、カルマは、行動の結果にすぎないということ。良い行いをしたから良い事が起こるというわけではないということ。

人は大きな物語の瞬間的に切り取られた1面だけを見て生きているにすぎないから、人の判断に良いも悪いもなく、真実を知る由もないということ。泥棒や詐欺師は善良な人を使って自分の目的を果たそうとするし、善良な人が良かれと思ってした事が大きな悲劇をもたらすこともある。それが正しいかどうか、残酷かどうかは全体像が見えない限りは判断のしようもないということ。

膨大な数の人間が、それぞれの状況と基準で判断して行動した事が、この現実社会を作っているから、我々はその複雑怪奇に絡み合っている全人類のカルマ(行動の結果)の一端を担っているにすぎない。それがワンネスということ。

良い行いをすると、きっと神様が願いを叶えてくださる。貴方は私、私は貴方、全ては愛でつながるワンネス。という妄想は、誰か人の解釈を介した宗教にすぎず、現実はもっとドライで残酷なのものであるから、それを受け入れて期待を持たず、眼の前で起こっている事だけに集中してその瞬間に納得できる最良の判断を行う事を繰り返す事で後悔を減らして生きていく事しか我々にはできない。

こういう大前提のもと、具体的にどうすれば、目の前の現実に集中して後悔のない判断をできるかを教えてくれているのがヨガ。

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私はヨガは、本当に強くてロジカルな方法論だと思っていて、それがとても大好きで勉強を続けている理由なんです。

Rishikeshでは、そういうヨガを皆にご紹介できればなと思っています。


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