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下総の中世城郭探訪

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下総の中世城郭探訪のリスト。上から五十音順。
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記事一覧

臼井城(千葉県佐倉市) 2021年2月

原氏が拠る臼井城を軍神上杉謙信が攻めたものの、大敗北を喫し、関東の国衆が謙信から離れる節…

産鉄族
1年前
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大鹿城(茨城県取手市)

大鹿城があったとされる取手競輪場を訪ねる。大鹿城が取手(とりで)という地名の由来という説…

産鉄族
1年前
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葛西城と葛西新宿(東京都葛飾区) 2023年2月

都内の、しかも都市化の進んだ低地にあった城郭ということで、中世の残像を感じるのは難しいと…

産鉄族
1年前
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久寺家城(千葉県我孫子市)

歴史と立地「東葛の中世城郭」では、低地を挟んだ台地の上にあり、戦国期には高城氏家臣(あ…

産鉄族
1年前
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幸谷城(千葉県柏市) 2019年1月

増尾城と大津川の支流を挟んだ対岸の台地上に幸谷城は立地。「東葛の中世城郭」によると、幸谷…

産鉄族
1年前
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幸谷城(千葉県松戸市)

新松戸駅前の幸谷赤城神社。坂川の低地に飛び出した舌状台地に存在した幸谷城の本丸と推定され…

産鉄族
1年前
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高野館(千葉県柏市) 2021年1月

2019年に発刊された「柏市史(原始古代中世 考古資料)」。中世城郭の解説の中でも驚いたのが高野館跡。「東葛の中世城郭」にも載っており、規模の小さな方形居館跡と思っていたが、最近の調査によると現存する城郭では柏市内最大級となったらしい。 「柏市史(原始古代中世 考古資料)」の高野館跡の縄張り図をカシミールスーパー地形図上にトレース。 柏市の将門伝承に関わる詳しいページにも高野館は登場する。 高野館の立地 高野館は手賀沼南岸の台地上にある城館。 高野館は現在も高野と名

小金城(千葉県松戸市) 2024年2月

歴史と立地小金城は東葛地域を戦国末期に支配した高城氏が拠った東葛最大規模の中世城郭。「…

産鉄族
11か月前
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芝原城(千葉県我孫子市) 2019年2-4月, 2020年5月

芝原城別名・中峠城。かつての利根川、そして利根川東遷前の中世には常陸川(あるいは広川)の…

産鉄族
1年前
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志摩城とかくれ不受不施派の集落(千葉県多古町)

志摩城多古城の解説板によると、千葉氏嫡流の千葉胤直は1455年、叔父の馬加康胤と重臣の原胤…

産鉄族
3か月前
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助崎城(千葉県成田市)

歴史助崎城は千葉氏庶流の大須賀氏の城。「南北朝の動乱と千葉氏」によると大須賀氏は大須賀…

産鉄族
1年前
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菅生城(茨城県常総市)

歴史「図説茨城の城郭」によると、軍記物・東国戦記実録には菅生城の菅生氏が染谷氏の弓田城…

産鉄族
4か月前
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多古城(千葉県多古町)

多古城がある台地を南方の志摩城あたりから眺める。台地の手前は多古町市街。 多古城の解説板…

産鉄族
3か月前
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筒戸城(茨城県つくばみらい市)

歴史と立地「東葛の中世城郭」によると、中世の下総相馬氏は本拠を守谷城とし、筒戸城・高井城・高野城・布施城を支城として、常陸川(現在の利根川)や古鬼怒川(現在の小貝川)流域一帯を支配。カシミール地形図で味わう。 図説・茨城の城郭によると、筒戸城は戦国末期には小田原北条氏方として、多賀谷氏方の白井全洞の攻撃を相馬領最前線として受けるも1589年の戦いでは撃退。牛久沼周辺は血みどろなことになっている一方で、相馬氏領は古鬼怒川によって守られたか。常総戦国誌の舞台をカシミールスーパ