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自分なりの季節写真を模索した結果

こんにちは、こんばんわ。
急な気温変化もあって東京でも段々と紅葉が進んできた印象ですね。

私は絶景を求めて撮影旅行に出向くほどのアクティブ系ではなく、
散歩がてらに季節ごとのスナップする程度の者です。

なので、東京都内では何処が見頃かなぁと模索中な感じです。

実は、前回取り上げた[SSDのデータ整理]の際に気づいた事なんですが、
”秋の写真”を例に出すと、ここ数年の内容って、シーンは変われど変わり映えのない写真ばかりでした。

別に自分の好みの内容でも無いのですが、当時を思うと、システムの性能を目一杯引き出してやろうって感じで撮っていた気がします。
「君はどれ位写せるんだい?」的な感じですかね。

こんなのばっかりで、大半のデータがゴミ箱行きとなりました。

もともと緩めの撮影しかしていなかったんですが、一体何があったのかって感じです。

上の2枚より数年前に撮ったオールドレンズのカット

で、その理由を考え行き着いた答えとしては、やっぱり[レンズ]なんじゃない?ってことです。撮影者ってのは、良く写るレンズを手に入れてしまうと、撮り方も無意識に変わってしまうんですかね?

確かに、解像度ピークやボケ味、コントラストなど重要な要素だとは思うんです。ただ、もうちょっと自分色を出せた方が、見返す機会の多い写真なるのではと思い、自分基準の撮影方法を備忘録として残して置くことにしました。


この秋からの[自分なりの季節写真とは?]を再整理し試写したのが下のカット。

この一枚で見抜けた貴方はすごい!
ヒントは被写体の〇〇

勝手にクイズ形式になってしまいましたが、
◾️1つ目は[日中シンクロ撮影]の採用

有り物機材なので、かなり仰々しいのが難点。。。

高感度ISOも年々進化してる事もあってか、最近はポートレート撮影以外で[日中シンクロ]ってあまり聞かなくなりましたが、私は結構好きな撮影スタイルのひとつです。

反射率高い被写体の場合、独特な仕上がりがGOOD
太陽と挟み込んで浮き上がらせるのも好き
背景との分離性を増幅させる事にも一役買います
あと、嘘っぽい感じになるのも特徴のひとつかと。
影起こしの補助光としても効果大。ただし発光量には注意が必要

◾️2つ目は、[高感度ISO]を採用。
とにかく、最近のカメラは精細な描写をする一方、クリア過ぎるきらいがあります。日中でもISO1600以上の高感度で撮影し、少しでもクリア性を排除したいと考えました。

ただ、カメラにはシンクロ速度が定められています。
日中に高ISO感度、全域のF値使用、強制発光させるには相当の減光作業が必要となります。そのため、ND1000を噛ませることとなりました。

システム的には随分とスナップ撮影感から遠ざかった感あり。ただ、フィルターホルダーを採用したことが、後に思わぬ結果を引き出すことに。。。。

ストラップだけスナップ風な感じ。。。

◾️3つ目は、LUTを適用する
[LUT]+[日中シンクロ]って耳にしない同士の組み合わせなので、面白いかなと思い採用。


そして、3つの要素で撮影したのが以下のカットです。

このカットは、普通に撮った様にも見えますが、逆光シーンを強制発光で被写体を起こしています。その為、被写体と背景に露出差が発生、背景側は露出不足により空のトーンも残ってくれています。

フィルターホルダーのゴーストが逆に良い感じ。

こちらも同じく逆光シーン。手前の岩と花をストロボで起こしています。高感度の粒状感とボケのミックスが、クリア感を排除してくれました。リッチな[写るんです]なカットになりました。さすがF1.2!

盛大なボケ量のお陰で、フラッシュ光の影も誤魔化しが可能に。

こちらは、フィルターホルダー隙間から入った太陽光の影響。だから何?って感じもしますがね。。。

最新レンズじゃ出せない盛大なゴーストが楽しめる⁉︎

影を起こしてあげると、EV差の激しいシーンでも影の部分にも色が残せます。結果的にLUT適用時も色が沈んだり、濁ったりしないメリットも新たな発見となりました。

こちらは高感度ではなく、低感度撮影

以上が、この秋からの季節写真撮影方法の備忘録。

それでは、皆さんも良いフォトライフを🎶では!

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