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2024 滝中 算数

初めての方はご一読ください。

滝中の例年の合格点は70点以上です。他科目に不安がある場合は70点でも安心できません。特徴は、難易度A~Cまで(Dはありません)ですが、試験時間60分は比較的長めの設定です。そのため、多くの受験生がミスをしっかり見直し、C問題に取り組む時間が十分にあります。その結果平均点や合格点が引き上げられ、合格することのハードルが上がります。

C問題までしっかり準備しておきましょう。今年は読解的な要素も必要になる入試でした。

大問1(1)A (2)A (3)A 大問2(1)B (2)B

大問1はいつもより簡単でした。一方で大問2の速さは少し手が止まるかもしれません。時間をしっかり区切って調べましょう。

大問3(1)A (2)A 大問4(1)B (2)B (3)C

大問3は易しいですが、(1)で単位を秒としているところを見逃さないようにしましょう。大問4の平面図形は受験生にとって少し変わった問題かもしれません。基本を正しく理解しているか、平面図形をただ相似を探すだけの作業としていないかを測るよい問題でした。

大問5(1)B (2)B (3)C

大問5も難しめでした。(1)で倍数の問題、(2)で差集め算、(3)でつるかめ算と多様な技術を使いますが、それを見破るまでに状況をしっかり整理できたか問われます。難関校らしい問題でした。

大問6(1)A (2)B (3)C

最後は場合の数です。パターンにもっていくことが出来ますが、6回目は1~3どの球でもよい点に注意して調べなければ(2)~(3)と落としてしまいます。

受験者数が1800人を超える入試ですので、上位者の成績は予想しづらいのですが、今年は60点台でも十分合格できた内容なのかと思います。それでも70点以上しっかり目指す準備をしておきたいですね。
今年もそうですが、やはり速さと平面図形が強い受験生は安定して高得点が見込めます。理屈を理解し、様々な問題で練習しておきましょう。

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