見出し画像

2024 筑駒 算数

初めての方はご一読ください。

大問1(1)A (2)B (3)C 大問2(1)A (2)A (3)A (4)B

大問1は割る数より小さくなるという、あまりの性質に注意して調べる問題。問題文や設問文から条件も正確に判断でき、方向性は自身で見出すよくできた問題です。
大問2はサイコロの目の和の大小に関する問題。これ自体は有名な問題ですべて瞬殺したいところ。約数が絡んでくるが、さほど困ることはないはずです。

大問3(1)A (2)B (3)B

正六角形の面積比を三角形の面積の性質と共に考える良問でした。点が動くので「速さ」の問題としてグラフ化するやり方もあります。ただ、個人的には(1)によって、(3)まで各辺の長さの比が簡単に求まるため、ここはグラフではなく図形的性質で処理した方が好みです。
得意な方でやりましょう。

大問4(1)A (2)B (3)C

ブロックAの向きが固定されているため、複雑な立体的視点は不要です。(2)で一番右のパターンを見逃しやすく、それによって(3)にも影響が出るので、合格には慎重になりたい問題でした。

総じて40分の試験時間で解くには非常に厳しい量と難易度です。合格に必要なのは、単に「難問を解く力(知識や経験)」でなく、問題文を正確に読み、すべき作業を短時間で見破りそれを実行する力であると再確認させてくれる、2024年の筑駒でした。素晴らしく教育的な問題だと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?