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大阪府堺市「SAKAI散走ひろば 」2022年3月レポート

SAKAI散走ひろば (旧、SAKAI散走倶楽部)世話人 三船 義博さんが誘う「シマノ博物館開館お祝い散走」へ行ってきました♪

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新・自転車博物館のお祝いに集まった(?見学したかった)参加者は仁徳天皇陵古墳前に集合。来てみると「あの人も?この人も?」10名を超える人気ぶり。

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シマノ自転車博物館まで、わずか3km弱の距離を自転車で向かいます。
10台以上が連なると結構な集団。車道の左側自転車ナビラインに沿ってゆっくりと、ルールマナーを守って走行します。

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シマノ自転車博物館入口には自転車駐輪ラックがズラリ♪

日本初の自転車博物館(1992年開館)が2022年3月大阪・堺東駅前にリニューアルオープン!

子どもから大人まで、身近な移動の道具である自転車。
そんな自転車の誕生から現代までの歴史、誰もが安全で快適に乗るための緻密なテクノロジー、これからの私たちの生活をいい循環へと導いてくれる乗り物であることを、迫力ある大空間で楽しめる施設となっています。

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今回の散走のメインは、新博物館のお祝い!と言いつつ・・・ワクワクしながら館内へ潜入。

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シマノ自転車博物館 参与 神保さん

館内に入ると、神保さんが笑顔で出迎えてくれました。

自転車とは・・・人々の人生そのもの

自転車が誕生したのは、今から200年以上前の19世紀初めのこと。日本に輸入されるようになったのは明治以降、大阪府堺市で鉄砲や包丁等の製造技術に活かされ自転車産業が発展したと言われています。そのルーツは、1600年前に築かれた日本最大の仁徳天皇陵をはじめとする百舌鳥古墳群にあります。巨大古墳の築造には、膨大な人力と道具が必要でした。その道具の製造には鉄と鍬の加工技術が必要であり、多くの職人が住むことで、堺に鉄文化が生まれました。

1817年自転車の始祖ドライジーネの誕生から、黎明期〜発展期へ

人々の暮らしとともに新しい自転車文化が創出されてきました。

自転車の歴史が学べる世界唯一の博物館
博物館の最後にある壁一面には「自転車とこれから」が描かれています

私がいちばん感動したのは、最後のコーナーです。
自転車がどれだけ可能性があり、どれだけ人々の健康と喜びに貢献できるのか?
環境にも、健康にも、教育にも多くの幸せをつくることができる自転車に涙ができるほど共感します。一日中楽しめる館内ですが、今回の所要時間はわずか1時間。

シマノ自転車博物館を後にし、再び自転車に乗って、堺の春を感じながらまちを巡ります。

人気のネオフルーツパーラーROSIER(ロジエ)さん

今回の2つ目のお楽しみは、フルーツが主役のフルーツサンドを買いに立ち寄ります。

カスタードに包まれたフルーツは色んな味が楽しめます。

3つ目のポイント旧堺港に行って、みんなでフルーツサンドを頬張りました!
旧堺港

散走の様子は下記のYouTubeをご覧ください♪

今回の散走誘い人の三船さんは、1950年生まれ。
60歳定年退職後に環境問題への関心から『堺自転車のまちづくり・市民の会』に入会したことがきっかけで「散走」に夢中になったそうです。

「散走」は誰もが無理せず、ゆっくり気ままに楽しめるので、すっかり惚れ込んだと言います。

そして、これから未来へ向けても三船さんのチャレンジは続きます。
中高年者を対象に医療費の削減や引きこもりのサポートにもつながり、地元の再発見や仲間との関係をつなげてくれる散走の魅力を多くの人に感じてもらいたい!と、自らの人生を楽しんでいます。

自転車文化発祥の地である大阪府堺市では、定期的に堺市住民が企画した「SAKAI散走」を実施しているので、いろんな散走が楽しめます♪

千利休の里である堺をめぐり、空の下でお茶を点てる野点散走の様子

<コンセプトは>
◆ 堺に点在する魅力スポットを「散走」でつなぐ
◆ まちの回遊性を高めて、まちのにぎわいづくりにつなぐ
◆ 人と人をつなぐ