友情と感謝を込めて:「よかった探し」でつなぐ絆
わたしの日常は、だれかの非日常。
こんにちは、田中32です。オレンジしぼってますか?
ぼんやりテレビを見ていたら友人との思い出があるアミューズメントパークが映りました。
その友人は30代でガンでこの世を去りました。
そんな彼を思い出しました。
彼は世界名作劇場が大好きでした。
彼はよく言ってました。
「『よかった探し』をするようにしているんだ」
これは世界名作劇場の「愛少女ポリアンナ物語」に出てくるフレーズです。
簡単に愛少女ポリアンナ物語の概要を。
彼とは大学時代、独身寮が二つ隣の部屋だった、という縁から仲良くなりました。一緒にバイトもしましたし遠方への旅行などもしました。
大学を卒業すると、遠距離になったこともあり、たまに連絡を取り合う程度の交流でした。
そんなある日に彼はわたしに自分がガンであることを伝えてくれました。
そのことを伝えてきてくれた時、とても明るいトーンでした。
悲壮感などまるで無い、ただの友への連絡そのものでした。
彼に会うために急いで上京しました。
痩せ細った彼を目の前にして、なるべく明るく振る舞おうとしたわたしでしたが、彼はそれ以上に明るく接してくれました。
懐かしい昔話で大いに盛り上がりました。それは昔となんら変わらない彼の姿でした。
時間はあっという間に過ぎ、彼はとびきりの笑顔で、僕と別れました。
本当に前向きでした。
もしかして
もしかして、あのときでさえ彼は『よかった探し』をしていたんでしょうか?
もちろんそれを知るすべはありません。
今からでも遅くないかな。
『よかった探し』、始めてみるよ。⚪︎⚪︎くん。
きっと、よかったと思える日が毎日あるとは限りません。人間ですもの。
逆にそうじゃない日の方がずっと多いでしょう。
だからこそ、折角思い出せた彼との日々を思い出し、よかったことを探すことで、そんな悪い日でも少しでも『よかった』1日にしたいと思います。
皆さんも一緒に『よかった探し』、いかがですか?
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