インパクトHD中期経営計画(3/29)
今回事業計画及び成長可能性に関する説明資料が前回の11/24から4か月ぶりに発表されました。前回との違いや気になったことをまとめます。
①従業員数の減少
1025人(正社員408人)⇒957人(正社員381人)に減少している。詳細は不明。人員削減か。おそらくコロナ禍で業績不振MRソリューション事業(覆面調査等)で人員を減らしたとみるのが妥当か。
②デジタルサイネージの拡大
食品メーカー向けのオンラインサイネージが3.5倍に拡大。IoTソリューションは利益率が高いためこの拡大は企業の高収益化にも貢献するかも。
(新3/29)
(旧11/24)
実際に今回の中計で売上利益ともにIoTソリューション事業のプレゼンスが拡大している。主力であるHRソリューションの店舗DBの有料化が進むまではその埋め合わせをしていただきたい。
(新3/29)
(旧11/24)
③店舗DBの利用企業の見通しの下方修正
2021年は、旧計画よりもプロジェクト件数は2倍、1.3倍ほどに拡大しているのにプロジェクト件数はの見通しはCAGR50%⇒CAGR15%ほどに下方修正している。これはなぜかわからない。
→3/30追記: 今回の数値は単年で、前回の数値が累積であるのでこの差が出ているのかな、という予想をしています。
④シナジー営業の下方修正
こちらは実績も見通しもかなり悪い。
⑤HRソリューション事業全体はどうなの?
実績も見通しも変わらない。店舗DB以外の事業は引き合いが堅調なのか。
⑥復配
同時に未定だった年間配当は3期ぶりに20円となった。
まとめ
HRソリューションの見通しは変わらないが、未来の成長基盤である店舗DBに一抹の不安が残る中計だったと思う。店舗DBは当面無償で提供とのことだが、店舗DBの不振は今後の業績に影響大だろう。説明が欲しい。また、インドの事業拡大に期待だが、今回も旧中計と変わらず投資をする予定だそう。
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