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クリエイティブサーベイがSansanグループへ~ゆかりのある二人と寺田が鼎談~

働き方を変えるDXサービスを提供するSansan株式会社のnote編集部です。
6月1日に、法人向けアンケートツール「CREATIVE SURVEY」を提供するクリエイティブサーベイ株式会社がSansanグループに参画することを発表しました。

プレスリリースはこちら
https://jp.creativesurvey.com/news/pressrelease_20230601/

クリエイティブサーベイ株式会社 会社概要
数少ない日本発の法人向けアンケートツールとして「顧客の声を機会に変える」をミッションとして掲げ、アンケートツール「CREATIVE SURVEY」の提供しています。2017 年には法人向けの「CREATIVE SURVEY for ENTERPRISE」を、2020 年には Salesforceと連携した「CREATIVE SURVEY for Salesforce」をリリースしました。2023 年には、Sansan をはじめとする国内外の SaaS 企業で事業成長を牽引してきた石野真吾が取締役副社長として加入しました。
URL:https://jp.creativesurvey.com/

クリエイティブサーベイ株式会社 代表取締役社長 田口亮さん、取締役副社長 石野真吾さんとSansan 代表取締役社長/CEOの寺田親弘の3者で鼎談を行いました。今回のnoteではそちらの内容をお届けします。

実は田口さんと寺田は高校時代の同級生、そして石野さんはSansanの卒業生と、Sansanとクリエイティブサーベイには古くからのつながりがありました。お二人と寺田の「出会い」そして両社の今後について伺いました。

プロフィール 
田口 亮(写真右)
大学在学中からプロのミュージシャンとして活動。その後、株式会社フォーデジットに入社し、デジタルデザインに従事。クリエイターからUXコンサルタントや事業立ち上げや経営など幅広い役割を担う。現在は株式会社フォーデジットとクリエイティブサーベイ株式会社の代表取締役を兼任。

石野 真吾(写真左)
慶應義塾大学薬学部卒業後、医療系コンサルティング会社へ入社。医療介護機関向け動画コンテンツの新規事業の立ち上げを行い、2013年にSansan株式会社へ入社。セールス&マーケティングの仕組み作りなどを行った後、2017年よりMarketo/Adobeにてソリューション開発や新製品のSalesTechの国内展開を牽引。2019年より株式会社スマートドライブにてCEO補佐兼CMOとしてマーケティング領域及び事業開発領域を統括する。2023年よりクリエイティブサーベイ株式会社の取締役副社長に就任。

二人の経営者の学生時代

ーー高校時代の同級生である田口さんと寺田さん。当時のお二人の関係を教えてください

寺田:田口さんとは、高校1年生の時に隣のクラスでした。当時は、毎日のように遊んでいましたね。ただその後高校、大学とずっと仲が良かった関係ではないですね。

田口:高校1年生の時はよく一緒にいましたが、途中から僕は音楽にのめり込んでいったこともあって遊ぶ機会が減っていきました。大学に入ってからは、しばらく交流はなかったです。

寺田:僕がSansanを創業して、田口さんがフォーデジット(※)の役員になったくらいのタイミングで久しぶりに再会しました。

※フォーデジット株式会社
CREATIVE SURVEYを開発した、初期の親会社であるフォーデジットは、デジタルテクノロジーと人をつなぐ際に欠かせない「デザイン」を提供し、関わる人全てに心地よい体験を作り上げるデザイン&テックカンパニーです。デジタル化による企業の変革(DX)や、新規サービスおよび新製品の体験設計、ブランディングやマーケティングを支援するデジタルツールの制作から運用まで、幅広いデザインを提供しています。

ーー高校時代は友人関係だったんですね。社会人となり、再会してからはどのような関係になっていったのでしょうか

寺田:フォーデジットがWEBデザインの領域で成功していたこともあり、田口さんに相談したのが再会のきっかけです。その後クリエイティブサーベイの立ち上げの話もあり、SaaSは僕もやっていたので相談に乗ったりしていました。

田口:寺田さんはSaaS業界の先駆者ですし、外から見ていても時代を切り拓いている感じがしました。高校時代からの同級生ではありますが、経営者としてのリスペクトがあったので定期的にクリエイティブサーベイを中心に色々な相談に乗ってもらっていましたね。

ーー学生時代の印象と社会人になってからの印象に変化があれば教えてください

田口:寺田さんは学生時代、仲間内でのゲームや遊びがぶっちぎりに強かったんですよね。頭の回転やゲームの勘所を押さえるスピード感の早さから、周りからも特別視されている存在でした。そういった意味では、今の印象とそこまで変わらないかもしれません。

寺田:学生時代の田口さんは、おちゃらけている印象でした(笑)。再会後に田口さんがフォーデジットの社長となり、クリエイティブサーベイを立ち上げていく姿を間近で見ることになったのですが、物事に対して真摯に向き合う学生時代とはまた違った一面を知ることができましたね。おちゃらけていた高校時代からの印象は大きく変わりました。

「世の中の当たり前は変えることができる」Sansanで学んだ4年間

ーー続いてSansanをはじめとした国内外のSaaS事業を牽引し、今回クリエイティブサーベイへ入社した石野さんにご質問です。寺田さんとの出会いとSansan時代の業務内容について教えてください

石野:大学時代の同級生が、新卒でSansanに入社していました。友人に誘われてSansanのオフィスに遊びに行ったのが寺田さんとの出会いのきっかけです。軽い気持ちでオフィスに遊びに行ったのですが、寺田さんと会話する機会があったんです。当時は名刺管理は個人で行うことが当たり前の時代で、私自身もフォルダで名刺を管理していました。当時の私は名刺をデータ化することに価値を感じられず「今後会社は伸びていきますか?」と寺田さんに質問しました。その時に「伸びるに決まっている」と情熱的なプレゼンを受けたことを覚えていますね。

寺田さんの熱い想いを聞いてこれはやるしかないと思い入社したのが、2013年のころです。そこから4年間弱、営業から業務企画、マーケティングなど様々な職種を担当しました。企業としても拡大期なこともあり、総じて大変だった記憶が多いですが(笑)、私の社会人としての基礎となる経験が積めたと思います。

ーーSansan時代に印象深かったエピソードを教えてください

石野:寺田さんは、毎年年始に「今年が勝負だ」というメッセージを言葉を変えて社員に投げかけていました。毎年毎年「世の中の当たり前を変える」ことに真剣に向き合って取り組んできた4年間でした。入社したばかりのころは、「名刺をデータ化するのに何の意味があるの?」と疑問に思われることばかりでしたが、私が退職するころにはクラウド業界であれば、知らない人がいないサービスにまで成長していることを実感することができました。

「失敗しても泥臭くても打席に立ち続け、ほんの1ミリずつでも積み重ねていくことで、当たり前は変えることができる」そんな思いでSansanでの仕事に取り組んできましたし、実際に名刺管理の当たり前を変えることができたと思っています。この体験がSansanで働くなかで一番印象に残っています。

ーー寺田さんと石野さんのお互いの印象を教えてください

寺田:石野さんは、最初から自分で考えて自発的にチャレンジしてくれる方でした。当時はまだ荒削りだったりもしましたけど、仮説を立てて、周り巻き込んで動いていくことを繰り返していましたね。

石野:尊敬している経営者であり、超えられないと思われるかもしれませんがいつか超えたいと思う人ですね。

これまでとこれからのクリエイティブサーベイ

ーーそんな寺田さんとも関係の深いお二人が率いる、クリエイティブサーベイ株式会社がSansanのグループに参画することとなりました。アンケートツール「CREATIVE SURVEY」の成り立ちについて教えてください

田口:元々フォーデジットでやってた事業に関連して立ち上げたサービスです。フォーデジットはデジタルデザインの会社なのですが、ユーザーへの理解を深める活動がすごく重要だと感じていました。まだUX(ユーザーがサービスを通じて得られる体験)という言葉が流通していない時代に、社内でユーザー理解を深めるためのチームを僕が中心となって立ち上げました。様々なサービスを使ってみたのですが、良いツールがなく、自社で作り始めたのがCREATIVE SURVEYです。はじめは、ユーザーに対してデザインのビジュアルなどを評価してもらうためのツールでした。

その後ユーザーの声を集める重要性というのは、間違いなく高まっていくだろうと思い、一般的なアンケートやリサーチ機能なども追加し、広く使えるような形にツールを変化させてきました。

ーー最初は社内で活用するために開発されたツールだったんですね。石野さんはCREATIVE SURVEYにどういった魅力を感じていますか

石野:お客さんの声を聞くことって、コロナ禍やテクノロジーが浸透する中で遠くなってきていると感じています。しかしどんな業種でもお客さんの声には、製品の改善や事業の成長につながる大きなヒントが隠されています。CREATIVE SURVEYには今の時代にこそ必要な大きな魅力があると思っています。

他にもCREATIVE SURVEYには、一般的に思われる固定概念の幅よりもかなり広いユースケースがあります。アンケートだけではなくキャンペーンのランディングページや診断コンテンツとして活用することも可能です。他にもSalesforceとも柔軟に連携することができるので、商談時や展示会でのヒアリングツールにもなっていますし、顧客や社員の入力インターフェイスとしてもご利用いただいています。日本科学未来館では診断ツールとして教育のコンテンツとして使っていただいたりもしています。既にお客様に多種多様な使い方で利用いただいておりますが、ソリューションのカットを作っていけばさらに発展するサービスです。

ーークリエイティブサーベイがSansanグループに参画することになった経緯を教えてください

寺田:Sansanは2019年頃から名刺だけではなく、マルチプロダクト化していくことを考えていました。当時グローバル市場を見ているとアンケートツールの価値が大きく上がっていたこともあり、友人が行っている会社ということは一切関係なくクリエイティブサーベイには注目していました。

田口:クリエイティブサーベイとしては、次の成長をどう作るかっていうことに非常に悩んでいました。今のエンタープライズプランに繋がるようなものを売り始めたんですけど、組織のスケールを作れなかったりと非常に悩んでいたんです。そんなタイミングで林さん(Sansan 最高事業開発責任者)が、当社を見つけてくれて寺田さん経由でお話いただきました。

寺田:CREATIVE SURVEYという魅力的なサービスに、当社のノウハウを入れることで、ビジネスを伸ばすダイナミズムが作れるんじゃないかと思い資本参画しました。その後、クリエイティブサーベイをグループ会社化していきたいというなかで、この先を睨んだ人事を考え石野さんの名前が挙がりました。

ーー石野さんはクリエイティブサーベイへのお誘いをどのように感じましたか

石野:寺田さんを通して声をかけていただいたことは非常に嬉しかったですね。ただSansan入社時に名刺管理に疑問を感じたように、アンケートツールというサービスに疑問を感じたことは事実です。
入社意志を固める前に、公開されてるCREATIVE SURVEYの事例を片っ端から読みました。利用されているユーザーさんに話を聞く機会を作り、自分自身でも使える範囲で徹底的にサービスを使い倒し、実際にアンケートも実施したました。その結果、先ほどお話ししたようなCREATIVE SURVEYの魅力に気づきました。CREATIVE SURVEYは、Sansanのように世の中の当たり前を変えることができるプロダクトだと思い、ジョインすることを決めました。

寺田:石野さんがCREATIVE SURVEYを徹底的に調査して、意志決定してくれたことはとても嬉しかったですね。

田口:CREATIVE SURVEYの価値を信じ続けてきた身としては、やっぱり同じく価値を信じてくれる人じゃないとこの先リードしていくことは難しいだろうと思っています。石野さんは入社前からCREATIVE SURVEYを徹底的に分析して、どうやって使っていくのかを考え抜いてくれていたのですごく安心しましたね。

ーー寺田さんが今後のクリエイティブサーベイに期待することを教えてください

寺田:今回の石野さんの加入も含めて、一気に伸びていくプロダクトだと思っています。Sansanでも多くのプロダクトを持っているので、「負けていられないな」と互いが刺激しあえたらと思います。
中長期的な目線でいくとSansanというプロダクト群の中でも重要なピースにクリエイティブサーベイがなっていって欲しいと思いますね。

田口:その期待を超えるぐらい、非連続な成長を目指して取り組んでいきたいですね。Sansanのプロダクトに並び立つくらいの成長と、それに合わせた価値の高いものが提供できると思っています。とはいえ、まずはこれから成長していくための土台作りからスタートだと思っています。

石野:私は、当時Sansanで一緒に働いていたメンバーに「クリエイティブサーベイに負けてられない」と思ってもらえるぐらいに伸ばしていきたいです。

ーー田口さんと石野さんがSansanに期待することは何でしょうか

石野:クリエイティブサーベイはSansanのお客さんと非常に親和性が高いと思っています。BtoB企業がビジネスをする上で重要な接点である名刺や企業のデータベースとアンケートは非常に密接な絡みがあると考えています。その親和性を追求して新しいサービスを一緒に作っていきたいと思っています。

田口:Sansanは寺田さんとの付き合い以前に、企業として新しい世界を切り拓いていった、すごく尊敬すべきその先駆者だと思っています。だからこそ持っている経験や積み上げたその力があると思っているので、そこはもう甘えたいですね。僕らの力にできるものはできる限り吸収していきたいと思っています。

寺田:少しパーソナルな部分になりますが、石野さんがSansanを卒業してしかるべき立場として一緒に仕事ができることや、高校時代からの友人である田口さんとこうして仕事をできることを嬉しく思っています。二人の期待にはしっかり答えていきたいと思います。

ーー本日はありがとうございました

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