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2019年3月19日火曜日、好きだった人が夢の中でちゃんと歳を取っていた

今の私が、学生時代通ってた大学の構内を歩いていた。あんまり会いたくない人がしつこく追ってきて、やだなあと思いながら歩いていたら、大学一年生の時に好きだった(そしてその後一時期恋人でもあった)4つ年上の先輩が通りかかり、「久しぶり!何しとるん」と声をかけてくれた。
わあああってなったところで目が覚めた。
懐かしくて嬉しくていい夢だった。

Tさんは私が一年生の時の4年生だけど、一浪していたから4つ年上、工学部で背の小さな人だった。(私は農学部から法学部、医学部、水産学部まである地方の国立大学の教育学部に通っていた)
当時入ってたクラシックギターのサークルで知り合ったが、卒論が忙しいそうで顔を出すことは少なかった。少し京都にいたことがあるそうで関西弁みたいな言葉を話した。

いつからTさんのことを好きだったのかは覚えてないけど、6月にはもう好きだったと思う。

その頃私は実家近くの本屋でバイトを始めていて、流れるラジオを時計がわりに小銭を稼いでいたのだけど、まだ陽の高い夕方に、突然Tさんが来店したことがあった。私はレジ台に立ってて、レジの直ぐ右側にある入り口から人影に気づいて「いらっしゃいませ」と顔を向けるとこちらをみながら入ってきたTさんに気づき、二度見してフェッ!?となった。手が震えて涙目になった感覚を今でも覚えてる。

Tさんはニヤニヤしながら「近くを通りかかって本屋があったから、ここかなと思って」みたいなことを言ってて、私もそうなんですね!と元気よく相づちを打ったけどどっちもおかしかったと思う。でもそのときは、なんでTさんがここにいるの?のハテナが先に立って向こうも自分のことを気になってるとか思いもしなかった。今なら、大学からバスで50分、バイクでも20分くらいかかる場所で本屋しか情報がない後輩のバイト先をわざわざ探すはずがないとわかる。

でも後にも先にも突然の片思い人出現でこんなにパニックったことないので、本当に好きだったんだと思う。

#Tさん
#好きなひとのこと



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