日向坂46への恨み言・2

タイトルの通り2番目の記事です。

前回の記事リンクは↓こちら↓です
https://note.com/sanrenkyustart/n/n836877cfcf7f
前回の記事リンクは↑こちら↑です

1の方を読んでからこっちを呼んでくださいね。

さて、前回の記事にも少ないながら反響がありました。
質問箱以外に直接的に何か意見をいただくということは少なかったですが、そういう反響を見たり自分で前回の記事を見返したりして、アールグレイを飲みながら色々考えました。
そうだ、幾つか書き忘れていた要素があったな、と。

まずは、この記事を書いている自分自身のこと。
こういった偏った思想を語るような記事を書くなら、少しはその辺も書かないとダメじゃないか、と思った訳です。
ということで、各期の好きなメンバーの上位3人を書きます。
念のため言いますが、これは自己アピールなどではなく『こういう思想の人間が語っているんだな』という謂わば前提知識を皆さんに共有するためのものですからね。

1期生
1位、佐々木久美
2位、高瀬愛奈
3位、佐々木美玲

2期生
1位、松田好花
2位、宮田愛萌
3位、渡邊美穂

4期生
1位、岸帆夏
2位、山下葉留花
3位、清水理央

以上、こんなもんです。
4位以下を書かない理由は、そういう順番を付けたらどうしても誰かは最下位になるじゃないですか。
それがマジで嫌なんですよ。
日向坂46というグループは、最下位の居ないグループです。
たまたま数字が付いてきていないだけ。
それぞれ掘り下げればみんなのことを同じだけ愛せる。
そういう魅力を全員が持っている。
全員が100点なんです。
特にイチ推しのメンバーは120点とか1000点とか叩き出すけど、0点だの赤点だのってメンバーは居ない。
と、私は信じています。

え、3期生を書いてない理由ですか?
3期生は4人で一つで、4人揃うことで均衡が保たれるからです。
4人の均衡を崩すなんて有り得ないじゃないですか。
そんなバカが居たらこの手でジャムにします。
そんなバカはこの世に存在する必要は無い。
さぁ何処かへ消えて無くなれ。


えっ?
日向坂46の運営さんって、そういった類いのバカなんですかぁ!?
えぇ~~~!?!?
えぇぇ~~~~~~!?!?!?!?

これが11thシングルの選抜発表の瞬間、最初に思ったことです。
ここまでもそうですが、ここからも暫く感情論でお話ししますから斜め読み推奨です。

だって。
3期生は『お友達』じゃないですか。
『仲間』であり『ライバル』であり『戦友』であり、関係性を表現する言葉は色々ありますが、3期生の関係を表すのに一番適した言葉は『お友達』。
ひらがなで書いた方がいいかも。
『おともだち』。

そんな風に考えていた私がフォーメーションを見て最初に考えたのは3期生のことです。
『上村ひなのちゃんを独りにするなよ』
そう思いました。
というかそうツイートしました。
それが最初の憤り。

ぶっちゃけ『Am I ready?』の時点で憤りはMAXでした。
遡れば『月と星が踊るMidnight』の頃からかな。
ところで皆様、8thシングルが発表されたその日のTwitterでトレンド入りした2つのワードを覚えていますか?
『まなふぃ2列目』『ぱる2列目』
実際には二人とも3列目でしたが、これが急上昇ワードとして話題になりました。
どういう事かと言うと、これは8thシングルの全体アー写に由来しています。

見てもらった方が早いでしょうか

まあ8thシングル発売から1年以上経っていますから、このアー写を見た日向坂ファンの皆さんは『これが8thシングルのフォーメーションである』ということは一目で分かるでしょう。
ここで注目して欲しいのは『高瀬愛奈と山口陽世の位置』です。
パッと見2列目のような位置に居る訳ですから、事実と異なるとは言えそういう話題がトレンドに上がることは不自然じゃない訳です。

さて、ここでこういう話をした理由。
ズバリ、『私にとってはこの二人が2列目であってくれた方が良かった』ということです。
この二人のことが好きだから。
それだけではない。
1本目の記事でも少し書いたのですが『色んなメンバーに色んな経験をしてもらって、もっと幅のあるグループになって欲しい』と思っていました。
だからこういう形でフォーメーションにメスが入ることはグループにとって好ましいことだろう、と。

『日向坂で会いましょう』でちゃんとフォーメーションが発表された時、心の底から失望のため息が出ました。
この時点で見限っておけば良かったかもしれない。
この日向坂46というグループは、一か八かの挑戦は意地でもやらない腑抜けたグループだ。
目先の利益しか見えていない、将来への投資などそもそも考えもしない。
そんなグループなのだとこの時点で気付いておけば良かった。

そういった空気を、11thシングルのフォーメーションからも感じ取った。

先ほど嘆いたように、新3期生はせめて一人は選抜に入れるべきだった。
新3期生に限った話ではないが、このグループは人材が育っていないのではない。
種の時点で価値のあるメンバーだけが日の目を見る。
将来美しい花を咲かせ、豊潤な実を付けるとしても、種に価値が無いと思われたらその時点でゴミ同然。
松田好花が表題曲で1度しかフロント入り出来ていないことも、種の時点で価値が無いと思われていたからだ。
たまたま腐らずに花が咲いたから、お情けで一度だけフロントに入れてもらったのだ…というのは流石に穿った見方ではあるだろうが、100%外れたことは言っていないと思う。

少々話が逸れてしまった感はあるが、11thシングルのフォーメーションに対する第一の不満は『実力主義という言葉を盾にして、人材を育てようともしなかった癖に人材が育っていないからと軽々しく選抜から外した、という判断への憤慨』である。

ここから、第二の不満。
1本目の記事を読んで、少しモヤモヤした方が居るかもしれない。
『センターが正源司陽子であることが不満』というようなことを書いた。
少々、記述不足であったと思う。
ここは私の反省点だ。

『正源司陽子がセンターであること』自体はいい。
自分の推しがセンターになって欲しいという個人的な感情こそあるが、彼女自身のポテンシャルに疑いの余地はないしそれ自体が不満な訳ではない。

私が不満に思っている点は、『選抜制移行後の初センター』という重圧をよりにもよって4期生に背負わせた、という点。
一度考えてみてほしい。
『もし自分が4期生と同じ立場なら?』
あなた自身の能力などは考慮しないものとして、とにかく4期生として日向坂46の活動に参加すると考えてみてほしい。

私なら、こういう状況で選抜されるのは御免被りたい、と考えてしまうだろう。
実際に当事者であったら流石に断れはしないだろうが、やりたくないと考えてしまうだろう。
ただでさえ『先輩メンバーたちを押し退ける』という形になってしまうのに、一番重たい役割であるセンターまで任されるそのプレッシャーはあまりにも絶大だろう。

アイドルという仕事柄、多少のプレッシャーはあって然るべきだ。
しかしこれは『多少』の範疇を超えているように思える。
ただでさえ人材の潰れやすい仕事じゃないか。
日向坂に限らず、今までアイドルがどれだけそういった重圧に潰されてきたと思っているのか。
まして、タフなタイプよりも繊細なタイプの方がアイドルとして人気が出る傾向がある、という印象を私は持っている。
ここまで言えば、私の憤る気持ちも少しは理解していただけるかと思う。

もう一つ付け加えるとするなら、それは5thシングルのフォーメーション発表の際の一幕。
センターの加藤史帆はこう言っていた。
「センターになれて嬉しいです」
5th期間の艱難辛苦は置いておくとして、センターを任された際に彼女は確かにそう言ったのだ。

本来、アイドルのセンターという役割は誰もが憧れるもの。
誰もが一度は夢見て目指す場所。

それを辛そうな表情で引き受けなければならないという状況には、私はどうしても違和感を覚えてしまう。


そして、ここからが第三の不満。
第三、と言うにはこれが一番大きいかもしれない。

私の抱く『選抜制度自体への忌避・嫌悪』。

予め断っておくが、選抜制に移行したこと自体はある程度割り切ることはできる。
パフォーマンスにある程度の水準を求めるならば、という視点で見ればそれ自体を非難する気はない。

ただし、擁護できるポイントはその一点のみ、というのが私の意見だ。

まず。
日向坂46は、今まで全員選抜というスタイルで活動していた。
8th以降は4期生が表題に参加していないだろうと言う者も居るだろうが、それについては後で書くとして。

この『全員選抜』というスタイルは、この規模のアイドルグループを見渡した時、日向坂46固有の持ち味と言える要素であった。
日向坂46のアイデンティティの一端を担っている要素と言ってもいい。
単純な話だ。
『他のグループがやっていなくて、日向坂46がやっていること』という要素は、日向坂46固有の個性・アイデンティティを確立させていただろう。

それを捨てる、という選択自体は場合によってはアリだが、11thシングルで起きた事態に関して言えば失策にしか思えない。
上でも書いたように、日向坂46は個々のメンバーの魅力においては誰もが輝くものを持っている。
それを言い換えるならば『捨てる部分のない食材』だろうか。
TOKIO先輩が見たらブチギレるだろう。

11thシングルのフォーメーションを、改めて思い返してほしい。
選抜されたフォーメーションは、ほぼミーグリの完売数順。
そういった一つの基準で画一化し、本来の個性や能力は二の次。
ポテンシャルを問わず花の開いていないメンバーから切り捨てられていた。
『育成すれば誰にも負けない最強キャラ』よりも『育成の手間が掛からないこと』だけを優先しているように見える。
今の選抜メンバーの能力を疑う訳ではないが、ここで注目してほしいのは『育成の手間が掛からないこと』であり『能力値』ではないこと。
最小の投資で得られる最大利益、という発想自体はよくあるものだろうが、優先順位が『最大利益』ではなく『最小の投資』に比重を置いているように見えるのだ。

そんな体たらくで選抜制を導入したところで、それは『挑戦的な改革』と呼べるのだろうか。
私の目には『なるべく打つべきではない逃げの一手』にしか見えない。

SNS上ではよく「全員選抜ではメンバーに甘えが生じる」などと言った言説を目にするが、メンバーに甘えが生じない『だけ』であり、それが必ずプラスに作用する訳でもなく、まして私の目には『運営側の甘え』のようにも見える。

選抜制度自体、日向坂46内を見れば今までやっていなかった新しい制度なのかもしれないが、一つ引いた視点で見れば大手のアイドルグループは大抵やっていること。
曲がりなりにも5年弱ほど育てた独自性を捨ててまで手にしたものが『他グループとの画一化』というのは、一体どういったジャンルの笑い話なのだろうか。


さて、ここまで批判意見を書いてきたが、それだけでは流石にド三流の仕事。
素人なりに考えた代案を色々と並べてみようと思う。
今から書くことはメリットデメリットを書いたり書かなかったりするが、そもそも今の段階ですでにメリットデメリットが生じているのだから、机上の空論を並べる分にはどうなっても同じ、ということはご承知おきください。

第一の不満では『選抜制を導入して、不要とされたメンバーが切り捨てられただけだ』ということを書いた。
こういう不満が出ないようにする方法はシンプルで、要は『切り捨てた、という印象がなるべく出ないようにする』だろうか。
最も単純明快な方法としては『数字の上で最も人気がない、と判断できるメンバーを敢えて選抜に入れる』だと思う。
皆さんはこう思うかもしれない。
「不人気メンバーなんか選抜に入れてどうするのか」と。

私の考えはこうだ。
今の選抜された16人/28人のメンバーを日向坂46の1位~16位、とするなら。
敢えて『28位のメンバーに救済措置を与える』という手段を取ることで、必然的に残りの17位~27位のメンバー・及びそのファンにも希望を与えることができる。
『最下位だから終わりじゃない』という希望が生まれる。
その上、日向坂46というグループの持つ強みである『全員で一つ』という温かみ。
『地の底に沈んでも変わらぬ仲間である』という蜘蛛の糸をひとつ垂らすだけでも、ファンに与える印象は少しも明るい方向に変わったのではないか、と思う。

第二の不満。
『正源司陽子がセンターであることが不満』というもの。
単純な話にしてしまえば誰か代わりを探すのが考え方としては手っ取り早いだろうが、敢えて『彼女がセンター』という軸は変えずに考えてみよう。

ここで私が思い付いた案は主に2つ。

1つ目。
『全員選抜にする』
これもかなり単純な話だ。
上の方でも書いた通り『4期生が先輩たちを押し退ける、という形になっている』のがプレッシャーの一端であるだろう、と私は考える。
ならば『押し退けるという形』を取り除けば簡単に解決する。
『人数が多すぎてパフォーマンスに影響が出る』ですって?
知らない知らない。僕は何も知らない。
キリないないからええよもう。

で、二つ目の案。
『他の選抜メンバーをもっと大胆に変える』
さっきからずっと単純な話ばかりしているが、これはもっと単純な話。

『どういう16人のフォーメーションなら納得できたか』という質問箱にTwitter上で同じように回答したのだが、私なら『3期生4人、4期生11人、1・2期生から代表してキャプテンの佐々木久美』というメンバーでフォーメーションを組む。
『大規模な世代交代』というコンセプトを打ち立てて大胆な換気を行うべき、という考えの上でこう回答した。

長い期間を『1~3期生』と『4期生』という断絶の上で過ごしたのだから、いっそのこと4期生の中で生まれている結束にベットする、という発想。
『仲間としての結束』の一点を見るなら、4期生を分断しない方が得策である、と考えた。
『コンセプトに偏った選抜をする』という手段を取ることで、選抜から外れたメンバーが『競争社会の敗者』にならない、というのもポイント。
これにより『勝者が敗者の屍の上に立つ』という構図ではなくなり、後輩が先輩より前に出る、という行為に付き纏う不用意なプレッシャーは多少なりとも取り除けるのでは、と私は考えた。
間違ってても知らん。机上の空論だし。

そして第三の不満点。
『そもそも選抜制自体が嫌だ』
簡単です。
今すぐ全員選抜にしてください。
私は日向坂信者なのでパフォーマンスが崩れるとかそういうのでは動じないので。
そこに批判意見が出たら全部誹謗中傷なのでどんどん開示請求して訴訟しまくっちゃいましょう。
後は知らん。

もしくは、すぐ上で書いたような『コンセプトで選抜する』という方法。
期別よりもっと踏み込んで、『東日本出身』『西日本出身』や『年齢順に上から半分』『下から半分』など…まあこの辺は置いといて。
こういう選抜方法を取って欲しい理由としては『個人の努力に依存しない手段である』こと。
努力、とひとくちで言っても、1の努力で100成長する者も居れば、逆に100の努力で1しか成長できない者も居る。
結果の伴う効率の良い努力が求められ、結果が伴わなければどんなに苦労しても全てがムダになる。
それが現実、それが社会、というのは分かるが、少なくとも私は日向坂46にはそういうものを求めていない。
頑張って、信じて願えば夢は叶うと教えるような、私にとって日向坂46はそういうやさしいおとぎ話であって欲しいのだ。


さて、あとは『8th以降は表題に4期生居ないから全員選抜じゃないじゃん』問題にだけ私なりの解を示しましょうか。

一先ず、2ndアルバムに関しては『5th~10thの決算』という意味合いも含まれているだろうから、4期生は逆にノイズになる。
そう私は思います。

じゃあここから。
加入直後の8th・9th・10thでは流石に早すぎる、というのは皆さんも分かりますよね?
少なくとも、1期~3期とは経験値が違い過ぎる。
そんな中に放り込むなんて判断は、勇気ではなく蛮勇でしょう。
その上で、グループ自体は運営していかなければならない。
ならば現状維持を選ぶ、という判断は間違っていないでしょう。

そんな中でも多少早く加入させて同じ経験を積ませた方がいいかもしれない、と皆さんは考えるかもしれません。
ですが、ここで一つ違うポイントが割り込んできます。
それはズバリ、『新参者』というイベント。
準備期間も含めれば10th~2ndアルバム辺りの時期にガッツリ食い込んでいたでしょう。
そこまで見据えて考えるなら、2ndアルバムまで合流させず4期生は4期生でそちらにリソースを集中させた方が得るものもきっと多かった。
4期生を合流させるタイミングとしては、11thシングルが一番適切であったと私は思います。


以上、終わりです。
1・2とナンバリングしておいてアレですが流石に3は無いと思います。
とは言え、まだ何か言い足りてない気もするので気が向いたら更新します。

そろそろ7000文字行きそう。
行かない。終わり

【追記】意見などありましたら↓の質問箱で回答します。

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