清流に咲く梅花藻 醒ヶ井宿
ユラユラと水中に咲く梅花藻を撮りたくて、米原市の醒ヶ井宿へ行って来ました。醒ヶ井宿は中仙道61番目の宿場町です。
JR醒ヶ井駅から5分も歩くと、地蔵川で梅花藻を見ることができます。
梅花藻はキンボウゲ科の水中花。水温が年間14℃前後の清流にしか生息しないそうです。毎年7月下旬から8月頃に見頃を迎えます。
地蔵川に沿って醒ヶ井宿を散策します。
見えてきたのが、旧醒ヶ井郵便局。
大正時代に建築され、昭和48年まで郵便局として使われていました。
川を渡る風が心地よい。
十王水
平安時代の中期に、天台宗の僧により開かれた水源。はるか昔から名水が受け継がれているのですね。
地蔵川ハリヨ生息地保護区
ハリヨはトゲウオ科イトヨ属の淡水魚。
体長4~5㎝で体にトゲを持ち、生息地は岐阜県、滋賀県のごく一部に限られた貴重な魚です。
梅花藻はハリヨの産卵場所にもなっています。
宿場町らしい家並みが続きます。
明治創業のヤマキ醬油さん。
こちらは「問屋場」。
完全な形で現存する問屋場は全国でも珍しいそうです。今は醒ヶ井宿資料館のひとつになっています。この日は素敵な飾り付けがなされていて、思わず撮りました。
川沿いを歩きながら、梅花藻を撮っていきます。私が描くイメージは「白い小花が水面から顔を出して、百日紅の差し色があって…」粘ったけど難しかった。来年にリベンジです!
実は、昨年もリベンジを誓っていたのですが…(笑)
居醒の清水
そぞろ歩いていると「居醒の清水」にたどり着きました。
その昔、ヤマトタケルノミコトが毒気を癒したとされる名水です。雲仙山の伏流水が湧き出ており、地蔵川の源流になっています。
奥には洞が見えます。水の神様がお祀りされているのでしょうか。
昔から大切にされてきた水源です。
清流と共にある素敵な街でした。
2024年8月1日~24日までライトアップが開催されています。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。