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#99 田中ひろ子海老名市市議会議員の市民に開かれた力強いビラ

 田中ひろ子海老名市市議会議員のビラが入っていた。トップに明和地所の相模国分寺跡隣接地高層マンション建設問題。「…事業者によるマンション建設計画の変更で、相模国分寺跡周辺の景観が守られる公算が強くなったことに安堵していますが、具体的な変更内容やスケジュールは示されておらず、近隣住民や市民の不安が解消されたわけではありません。相模国分寺跡の景観をはじめ、市の文化財を守る取り組みを市に求めていきます。」と記載されている。

 ビラでは、6月16日の本会議で「文化財保存活用地域計画」認定を提案する請願について審議・採決が行われたが、賛成5、反対12で不採択になったことが報告されている。「県内では伊勢原市が認定され、横浜市/川崎市/相模原市/小田原市が計画を策定中。全国で96の自治体がすでに認定されています。市は個別の史跡等の保存整備を進め将来的に認定を提案するとしていますが、同時並行で進めれば市民が協議会などに参加し子ども達の関心も深まります。」と記載されている。

 田中ひろ子市議会議員は、海老名市各地で開催された市長のタウンミーティング14回全てに参加されて、市民の声に耳を傾けられた。また、1週間に1度、厚木駅駅頭に立ち、市政に関する市民からの質問や意見を受けて、その場でフリートーキングする「週末 まちかど立ちばなし」という取り組みをされている。これも市民の声に耳を傾ける取り組みだ。姿勢に謙虚さを感じる。自分で自分のことを「聞く力」を持っていると発言しているどこかの国の首相とは人格が違う。

 因みに、「文化財保存活用地域計画」認定を提案する請願に賛成した議員は、
◯ 田中(いちごの会)
◯ つつ木(いちごの会)
◯ 松本(日本共産党)
◯ 吉田(無会派)
◯ 三宅(無会派)

 反対した議員は
✕ 森下(政進会)
✕ 倉橋(政進会)
✕ 藤沢(政進会)
✕ 志野(政進会)
✕ 永井(政進会)
✕ 市川(政進会)
✕ 葉梨(政進会)
✕ 戸澤(公明党)
✕ 福地(公明党)
✕ 日吉(公明党)
✕ たち(無会派)
✕ 黒田(無会派)

 文化財保護に背を向ける理由は何だろう? このなかには、相模国分寺跡隣接地の明和地所による高層マンション建設に関する陳情についても反対した議員もいる。
 どのような理由で12名の議員が「文化財保存活用地域計画」認定を提案する請願に反対したのかは分からないが、秋にある市議会議員選挙の際には何らかのコメントがあることだろう。

(23.7.25)

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