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#14 高さ43メートルの柱の解体費用は1億円超え?

 6月24日、株式会社ニットクという建設業者の関東支店長が訪問してきた。相模国分寺跡南側隣接地に14階建ての高層マンション(高さ43メートル)建設が計画されている。その計画地に現在建っているアパートを6月27日から9月17日までの期間で解体するという案内だった。
 音やホコリなど迷惑の掛からないようにする。小・中学生の通学時間帯に配慮するなど、何点かを挙げていた。いい機会なので私は2点質問をした。
 ①現アパートの解体費用はおよそいくらか。
 ②14階建てマンションが計画されているが、現在の相場で14階建てマンションの解体費用はおよそいくらか。
 それに対して支店長は、あくまでも平均値ということで回答してくれた。①は3,000万円。②は1億円超え。もっと高額な数字を予想していたので意外だった。この2点については、もう少し他でも調査してみようと思っている。

 高層マンション建設業者(明和地所株式会社)は、事業として14階建てマンションを建設すると説明会で言った。14階より下げることはできないとも。つまり、利益を大きくするためには14階建てにしなくてはならないのだ。

 これから建てられようとしている14階建てマンションも、数十年後には老朽化してくるだろう。少子化が進んでいくなかで空き家が増えてくることが予想される。マンション管理会社も撤退していくかもしれない。しかし、解体費用が高くて解体することもできない。
 その結果、相模国分寺跡南側隣接地に高さ43メートルという巨大なコンクリートの柱が残される…ということになるかもしれない。
 一体、誰がどのように責任をとるというのか。
(22.7.19)

 
 

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