日野原重明先生のご著書を読みたいっ。

今日は久々にnoteを開きました。
開いたついでに、日野原重明先生の『生きていくあなたへ』の85ページのところを読みました。

人間は生まれるときも死ぬときも
一人だといわれていますが、
人間は孤独な存在なのでしょうか?

『生きていくあなたへ』P85

との問いに対して先生がお答えになっています。

一人で生まれてきた人間はいるのでしょうか?
母親のお腹の中にいて、母親の苦しみを経て、この世に生まれてきた、その意味で人間は一人ではありません。命自体が、自分一人の力で得られるものではないからです。

同 p85

私個人は、我がつよく一人でいる方が気が楽なのですが、それでもやはりふとした時に「さみしいな」「一人は嫌だな」と孤独感に襲われる瞬間がございます。そのような時は、私は仏教徒ですので、「南無阿弥陀仏」とお称え致します。お称えして何か変わるわけでもないのですけれど、なぜか称名してしまいます。

キリスト教の方面は全くの門外漢なのですが、このような時にキリスト者の方々はどうされるのでしょうか。
「アーメン」とお祈りされるのでしょうか?

日野原先生なら、上記のようにお答えになられるでしょう。あなたのお母さんのことを思い起こしてみなさい、と。あなたを産むためにお母さんはどれだけ苦しい思いをしたのか。あなたの命はあなただけのものではないのですよ、と。

世間の雑踏の中に揉まれているうちにこの大切なことを忘れさせられてしまいます。人間がモノ化したように、雑多に扱われているような気がします。
冷たい人間が多い様にも見受けられます。
今の時代にこそ、日野原先生のような温かい精神を持った医療者が必要とされていると思いました。

今回も大変稚拙な文章となりましたが、日野原先生のご著書を手に取っていただく一助となればとおもい、投稿いたします。

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